悲しい木
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/01 10:23 UTC 版)
正月を目前に控えた日、吉四六は村人と山へ正月に使う薪を拾いに行った。村人達が薪を拾ってる間なぜか吉四六は薪を拾わずにずっと寝ていた。そして夕方。村人に起こされた吉四六は村人達が拾ってきた薪を見て「これは椎の木じゃ。椎の木は悲しい(椎)の木と言って、正月には縁起が悪い」と言った。これを聞いた村人は縁起が悪い木なぞいらんと薪を全部捨ててしまった。すると吉四六は村人の捨てた薪を拾い集め、それを持ち帰ろうとする。村人がその木は縁起が悪いんじゃないのかと聞くと「この木は悲しいの木じゃなく嬉しい(椎)の木じゃ」と言って、唖然とする村人を尻目に帰っていった。
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