はり‐ふだ【貼(り)札/張(り)札】
張札(はりふだ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 07:48 UTC 版)
張子が用いる一から六までの漢数字が書かれた6枚の札のこと。書札(かきふだ)、持札(もちふだ)、大一六(だいいちろく)、機会(きかい)とも言う。裏貼りが黒と赤の二種類があり、赤裏の張札は対角をカットして、廻札やケイモン札といった特殊な張り方に用いられる。一・三・五の奇数字が赤色の大阪タイプを「赤ピン/赤半/半目赤」、すべての数字が黒色の京都タイプを「黒ピン」と呼んで区別したりする。大阪の小原商店本店が製造した張札の六の札には、赤短冊が描かれ、中に「よろし」と書かれている。京都の松井天狗堂では、盆の需要に応えて数字を白抜きにしたり、カラフルな地紙を使った特殊な張札も製造していた。
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