帰宅困難者対策条例

実用日本語表現辞典

帰宅困難者対策条例

読み方：きたくこんなんしゃたいさくじょうれい
別表記：備蓄条例

災害に伴って発生した帰宅困難者に対して、対処や支援の手段などを定めた条例のこと。2013年に東京都が、首都直下地震を想定し、全国で初めて「東京都帰宅困難者対策条例」を施行した。この条例は、企業が災害に対する社員3日分の食料や飲み物の備蓄を行うことが義務付けられていることから、「備蓄条例」とも呼ばれている。

（2013年9月5日更新）

デジタル大辞泉

きたくこんなんしゃたいさく‐じょうれい〔‐デウレイ〕【帰宅困難者対策条例】

読み方：きたくこんなんしゃたいさくじょうれい

大規模災害が発生し、交通機関が不通となった場合に、徒歩で容易に帰宅できない人が多数生じることによって、混乱や事故が発生するのを防止するために、東京都が制定した条例。災害時にはむやみに移動せず職場や外出先に待機すること、事業所に飲料水や食糧などを備蓄することなどを求めている。