専門里親とは? わかりやすく解説

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里親

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/12 13:37 UTC 版)

里親(さとおや、foster care)とは、児童福祉法に基づき通常の親権を有さずに児童を養育する者のこと。2020年度末で、1万4401世帯が登録し、ファミリーホームは427か所あり、里親とファミリーホームで暮らす子は7707人いる[1]。厚生労働省「新しい社会的養育ビジョン」において、今後「里親」の名称を変更することとなっている[2]


注釈

  1. ^ 施設等の種別ごとの児童一人当たりの年間予算については、グループホームの経費や養育家庭を支援する職員を配置する経費を児童養護施設の予算に計上しているため、算出することは困難。仮に、児童福祉法による児童入所施設措置費等の平成27年度予算額を単純に予算規模で除算した額を児童一人当たりの予算額とした(東京都福祉保健局)。東京都議会平成27年第二回定例会上田令子文書質問主意書からの抜粋。

出典

  1. ^ (いちからわかる!)親と暮らせない子ども、里親委託が増えているね:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞. 2022年11月23日閲覧。
  2. ^ a b 厚生労働省 平成29年度全国児童福祉主管課長・児童相談所長会議資料 2018年1月12日閲覧
  3. ^ ほっとファミリーのページ”. 東京都福祉保健局. 2018年9月15日閲覧。
  4. ^ 厚生労働省新しい社会的養育ビジョン 2017年8月2日
  5. ^ 社会的養護を考える 「里親養育を目的化してはいけない」 - ウェイバックマシン(2018年5月5日アーカイブ分)
  6. ^ “子供たちを救う方策に「里親」という選択肢を 四日市の児童養護施設長が啓発”. 毎日新聞. (2020年7月26日). https://mainichi.jp/articles/20200726/k00/00m/040/043000c 2023年12月12日閲覧。 
  7. ^ 社会的養護の現状について(参考資料)”. 厚生労働省 (2017年12月). 2018年7月5日閲覧。
  8. ^ NHKクローズアップ現代 親子”になりたいのに・・・~里親・養子縁組の壁~” (2014年1月15日). 2018年1月5日閲覧。
  9. ^ 「施設もないし里親も足りない」…“里親制度”の仕組みと現状を「日本こども支援協会」代表が語る” (2020年10月16日). 2020年10月28日閲覧。
  10. ^ 第198回国会 厚生労働委員会 第19号(令和元年5月21日(火曜日))”. 衆議院 (2019年5月21日). 2020年11月15日閲覧。
  11. ^ 「里親の支え」民間委託を 児相の負担減らし家庭養育推進 関係団体が議論、厚労省に提案へ”. 東京新聞 (2021年2月2日). 2021年2月12日閲覧。
  12. ^ 第198回国会 厚生労働委員会 第19号(令和元年5月21日(火曜日))”. 衆議院 (2019年5月21日). 2020年11月15日閲覧。
  13. ^ 里親委託ガイドライン(厚生労働省)
  14. ^ 厚生労働省 社会的養護の現状について(参考資料) 平成28年1月
  15. ^ 産経west 赤ちゃんを救え!!「0~2歳児の養育里親求む」大阪府が増加策 2015年8月26日
  16. ^ 里親の種類”. 東京都福祉保健局. 2018年9月15日閲覧。
  17. ^ 地域の自主性及び自立性を高めるための 改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第10次地方分権一括法)の概要”. 内閣府. 2020年6月17日閲覧。
  18. ^ a b 大阪市 里親による里子への傷害事例検証結果報告書 平成22年3月
  19. ^ a b 厚生労働省 平成25年度における被措置児童等虐待への各都道府県市の対応状況について
  20. ^ 預け先男性、児童虐待 長野県発表 複数に性的、身体的 毎日新聞 2021年5月1日
  21. ^ 東京都 平成23年度東京都児童福祉審議会児童虐待死亡事例等検証部会報告書 2012年1月17日 2016年6月21日閲覧
  22. ^ 津崎哲雄「わが国における里親制度の基本問題--宇都宮里子傷害致死事件に学ぶ」『福祉社会研究』第4.5号、京都府立大学福祉社会学部福祉社会研究会、2004年、1-19頁、ISSN 13471457NAID 110004649542 
  23. ^ 滋賀県 被措置児童虐待事例検証結果報告書 平成23年(2011年)12月26日
  24. ^ 厚生労働省 平成22年度における被措置児童等虐待への各都道府県市の対応状況について 平成24年1月16日 2016年6月21日閲覧
  25. ^ a b 厚生労働省 被措置児童等虐待届出等制度の実施状況について 各年度の報告書内の虐待率より
  26. ^ a b 園井ゆり「里親制度の家族社会学 : 養育家族の可能性」北海道大学 博士論文乙第6889号、2013年、NAID 500000925049 
  27. ^ 子供の保護、鍵は里親
  28. ^ 厚生労働省 里親制度等について 2015年10月29日閲覧
  29. ^ 2019年度児童相談所所長研修〈前期〉児童家庭福祉の動向と課題”. 厚生労働省. 2020年5月6日閲覧。
  30. ^ 平成27年度 里親シンポジウムの報告”. 堺市. 2020年2月15日閲覧。
  31. ^ 社説 里親制度 社会に根付かせたい
  32. ^ 「社会的養護」4万6000人 虐待や親不在
  33. ^ 里親制度の国際比較 湯沢雍彦編 P331ミネルヴァ書房 2004
  34. ^ a b 「養子後進国」の日本、大半が施設へ ジョブズら養子活躍するアメリカから学ぶヒント”. 弁護士ドットコム (2021年2月6日). 2023年12月12日閲覧。
  35. ^ E.Grupper「虐待を受けた子どもに対する施設養育のあり方-社会的養護における協働を目指して- V国連子供の権利条約採択以降の家庭外ケアのネットワークの傾向」『子どもの虐待とネグレクト』第17巻第2号、岩崎学術出版、2015年10月、251-253頁。 
  36. ^ J.P.Anglin「虐待を受けた子どもに対する施設養育のあり方-社会的養護における協働を目指して- Ⅲ子ども福祉制度における治療的入所型ケアとその位置づけ」『子どもの虐待とネグレクト』第17巻第2号、岩崎学術出版、2015年10月、241-244頁。 
  37. ^ Rehoming: How parents are trading kids in an underground network”. Wkyc3 (2018年4月26日). 2018年12月29日閲覧。
  38. ^ 上鹿渡和宏教授インタビュー 「まず乳児院が変わることから変化が始まる」”. 日本財団 (2019年5月9日). 2019年10月31日閲覧。
  39. ^ 東京都福祉保健局 東京都里親認定基準 2016年2月11日閲覧
  40. ^ 里親の身分、公的証明 兵庫県が登録証 里子養育の負担軽減
  41. ^ 養子縁組の里親に育休制度「検討を」 厚労省研究会が案
  42. ^ 男性カップルが里親に 大阪市が異例の認定”. 日本経済新聞 (2017年4月5日). 2020年11月5日閲覧。
  43. ^ 安田聡子 (2020年5月8日). “里親になった男性カップルが子どもに伝えたいこと。「あなた自身が最高の存在なんだよ」”. HUFFPOST. 2020年5月9日閲覧。
  44. ^ 社会的養育の推進に向けて(平成29年12月)2018年1月12日閲覧
  45. ^ 公益法人 全国里親会
  46. ^ 社会的養育 グループホームの職員配置6対6へ 2年で倍手厚く〈厚労省〉”. 福祉新聞 (2020年1月20日). 2020年3月6日閲覧。
  47. ^ 夢がもてない日本における社会的養護下の子どもたち 国際NGO (非政府組織)ヒューマン・ライツ・ウォッチ 2015年5月14日閲覧
  48. ^ 東京都議会議員 上田令子公式ホームページ 2015年10月07日
  49. ^ 厚生労働省「社会的養護の現状について(参考資料)平成26年3月
  50. ^ 粟津美穂著 international forester care alliance 2013年8月29日
  51. ^ 池谷和子「アメリカにおける里親制度」『東洋法学』第57巻第2号、東洋大学法学会、2014年1月、81-90頁、ISSN 0564-0245NAID 120005426805 
  52. ^ a b アメリカの子ども保護の歴史 ジョン・E・Bマイヤーズ著 明石書店 ISBN 9784750334882
  53. ^ あの人に迫る渡辺守 NPO法人「キーアセット」代表”. 中日新聞 (2018年6月22日). 2019年10月29日閲覧。
  54. ^ 世界のフォスターケア マシュー・コルトン、マーガレット・ウィリアムズ著 明石書店 ISBN 9784750328515


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