富山大学前停留場からの延伸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 09:26 UTC 版)
「富山地方鉄道富山軌道線」の記事における「富山大学前停留場からの延伸」の解説
富山大学は2012年(平成24年)1月26日、現在終点となっている大学前(現在の富山大学前)停留場から同大工学部前までの延伸を富山地鉄や富山市、県に要望することを決めた。同大の延伸案では大学前停留場から五福公園と富大五福キャンパスの間を南西方向に貫き、さらに南東方向に折れて同大工学部前まで伸ばし、県営富山野球場付近と工学部前に新たな停留場を設けるとしている。また同大では2013年4月を目処に学生証のICカード化を図り、学生証に「ecomyca」の機能を搭載させた。同大による市電延伸構想に対し、富山地鉄の川岸宏社長は3月16日に行われた新聞社とのインタビューで「クリアしなければならない問題はあるが前向きに捉えている」との立場を示し、富山地鉄が費用負担をしないことなどを条件に受け入れる考えを示している。五福地区の地元住民も市電延伸案を説明するため1月26日に行われた富山大との懇談会でおおむね賛成の姿勢を示したが、ルートに関して「(現行案では)呉羽方面への延伸可能性が無くなるのではないか」との声も聞かれ、富山大では地元との協議を重ねることになった。
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