宇奈月温泉とは? わかりやすく解説

うなづき‐おんせん〔‐ヲンセン〕【宇奈月温泉】

読み方:うなづきおんせん

富山県黒部市にある温泉泉質単純温泉黒部峡谷観光根拠地


宇奈月温泉

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宇奈月温泉

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〒938-0282  富山県黒部市宇奈月温泉

宇奈月温泉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/07 02:33 UTC 版)

宇奈月温泉(うなづきおんせん)は、富山県黒部市にある温泉黒部川の電源開発を背景として1923年大正12年)に開湯された温泉地で、黒部川の河岸段丘面(標高約200メートル)に位置する[2]。黒部川の渓谷沿いなどに旅館や保養所が立ち並び、峡谷美を愛でる黒部峡谷鉄道トロッコ観光の拠点でもある。


注釈

  1. ^ 2007年に地方職員共済組合宇奈月保養所・黒部荘だった建物を転用し移転している[11]
  2. ^ 荷上地区にある旅館。温泉ではない。旧愛本温泉のあった場所に近い。
  3. ^ 旅館・蝶仙閣だった建物が、研修センターとなっていた。
  4. ^ 1958年12月21日開館[20]。本館鉄筋コンクリート造7階建て、別館鉄筋コンクリート造4階建て、1982年7月増築、1991年3月改築[21]
  5. ^ 「開花の時期は見渡す限り赤地の織物のよう」という意味。
  6. ^ 1886年明治19年)福岡県生まれ、 1964年昭和39年)逝去。
  7. ^ 他の温泉客の話のように水を加えるのではなく、源泉がそのまま送られる。
  8. ^ 高峰譲吉と同じく、加賀藩出身である。
  9. ^ 三日市という駅名があったため、数キロ離れた現在の富山地方鉄道の電鉄黒部駅は、町の中心地であったが「西三日市駅」の駅名がついていた。
  10. ^ 運転自体は前年の1927年(昭和2年)に既に開始しており、合計最大出力5万キロワットは当時日本最大出力[35]
  11. ^ なお、山田胖はJFEスチールの前身の一つであるNKK元副社長、山田浩蔵の父。

出典

  1. ^ 『日本の温泉シリーズ ぶらり湯のまち 北陸・東海』(2005年8月、山と渓谷社発行)54頁。
  2. ^ a b c 角川日本地名大辞典 16 富山県』(昭和54年10月8日、角川書店発行)155ページ。
  3. ^ 宇奈月温泉地域まちづくり計画”. 富山県. 2021年10月9日閲覧。
  4. ^ a b 『北日本新聞』2021年7月13日付28面『とやまゼミナール2021 もうすぐ100年 宇奈月温泉ものがたり1』より。
  5. ^ 『一個人 47都道府県 地名の謎と歴史』(2021年3月16日、KKベストセラーズ発行)50ページ。
  6. ^ 『全国温泉大事典』(1997年12月18日、旅行読売出版社発行)466ページ。
  7. ^ a b c d e f g 『宇奈月町史』(1969年12月1日、宇奈月町役場発行)961頁「温泉旅館一覧」より。
  8. ^ 『北日本新聞』2021年8月31日付23面『リニューアル後も続く苦境 コロナ下 宇奈月温泉「延楽」 おかみ「今は最善尽くす」』より。
  9. ^ 『北日本新聞』1985年10月1日付朝刊5面下段広告『彩りそめる黒部の秘境を背に 今、宇奈月にサンやなぎ亭が誕生!』より。
  10. ^ 『北日本新聞』2004年6月11日付朝刊33面『宇奈月温泉 活性化へ 切り札は海外 低価格 中国から研修生受け入れ 初の6000円ホテルが登場』より。
  11. ^ 『北日本新聞』2007年4月19日付朝刊27面『フィール宇奈月 移転オープン きょう』より。
  12. ^ 宇奈月 萬霊之塔 亡父の思い 烏帽子山荘 女将語る(中日新聞、2023年7月6日)
  13. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 『宇奈月の温泉開発』(1999年8月7日、宇奈月町教育委員会発行)23頁。
  14. ^ 『宇奈月の温泉開発』(1999年8月7日、宇奈月町教育委員会発行)21頁。
  15. ^ a b c d e f 『北日本新聞』2021年8月3日付26面『とやまゼミナール2021 もうすぐ100年 宇奈月温泉ものがたり4』より。
  16. ^ 『北日本新聞』2004年1月27日付朝刊26面『宇奈月温泉 ビジネスホテルお目見え 4月開業 外食方式で低価格』より。
  17. ^ a b c d e f g 『富山のいで湯』(1977年10月18日、岡田正二著、北日本新聞社出版部発行)230頁。
  18. ^ a b c 『富山県市町村地図』(1994年7月25日、北日本新聞社発行)12頁。
  19. ^ 【閉館】宇奈月温泉 ホテル渓仙が来年3月に閉館予定 約56年の歴史に幕(富山の遊び場!、2021年10月3日)
  20. ^ 『北陸電力30年史』(1982年3月20日、北陸電力株式会社発行)557頁。
  21. ^ 『北陸電力50年史』(2001年11月、北陸電力発行)147頁。
  22. ^ 『富山地方鉄道五十年史』(1983年3月28日、富山地方鉄道株式会社発行)890頁。
  23. ^ 『富山地方鉄道70年史 -この20年のあゆみ-』(2000年9月、富山地方鉄道発行)96頁。
  24. ^ 『富山地方鉄道70年史 -この20年のあゆみ-』(2000年9月、富山地方鉄道発行)99頁。
  25. ^ 『写真アルバム 新川の昭和』(2012年9月9日、いき出版発行)19頁。
  26. ^ a b c 『北日本新聞』2023年3月20日付24面『宇奈月100年ものがたり1 美しき無人の台地 桃原 "辛口"旅行記で絶賛』より。
  27. ^ 角川日本地名大辞典 16 富山県』(1979年10月8日、角川書店発行)154ページ。
  28. ^ 『宇奈月の温泉開発』(1999年8月7日、宇奈月町教育委員会発行)16頁。
  29. ^ 角川日本地名大辞典 16 富山県』(1979年10月8日、角川書店発行)1132ページ。
  30. ^ a b c d 『宇奈月の温泉開発』(1999年8月7日、宇奈月町教育委員会発行)17頁。
  31. ^ 『日本全国諸会社役員録. 第30回』(国立国会図書館近代デジタルライブラリー)
  32. ^ 『北陸銀行50年史』(1994年3月1日、株式会社北陸銀行発行)434頁。
  33. ^ 『宇奈月町史』(1969年12月1日、宇奈月町役場発行)620頁より。
  34. ^ 『宇奈月町史』(1969年12月1日、宇奈月町役場発行)893頁より。
  35. ^ 北日本新聞』2021年7月27日付22面『とやまゼミナール2021 もうすぐ100年 宇奈月温泉ものがたり3』より。
  36. ^ 「黒部奥山と扇状地の歴史」にある記述より。しかし、奥多摩工業株式会社沿革では同社が 1937年昭和12年)6月設立とあるため齟齬がある。「多摩川誌」によれば「奥多摩工業は、1927年に浅野セメントが買収していた日原の山林を継ぎ、10か年以内に鉄道を建設し石灰石の採掘を行おうとして、日本鋼管と鶴見造船が出資して奥多摩電気鉄道株式会社として設立されたものである。」とある。「語りつぎたい黒部人」には協力者として山田洋夫の名が見える。また黒部市・山田 胖(やまだゆたか 1886-1964)には1927年鶴見臨港鉄道常務取締役となったと記述がある。[要検証]
  37. ^ 温泉会社の源泉リスクと観光資本家 : 遠距離引湯の廃絶例を中心に小川功、彦根論叢. (386)、2010-12-28
  38. ^ a b 『北日本新聞』2023年3月26日付26面『宇奈月100年ものがたり 5 戦争と大火 再建・復興へ住民結束』より。
  39. ^ 『開湯90周年 宇奈月温泉の歴史を辿る』(2013年10月23日、黒部市教育委員会発行)7、11ページ。
  40. ^ 『宇奈月町史』(1969年12月1日、宇奈月町役場発行)952 - 953頁「五 温泉街の大火と再建」より。
  41. ^ 『開湯90周年 宇奈月温泉の歴史を辿る』(2013年10月23日、黒部市教育委員会発行)11頁。
  42. ^ 角川日本地名大辞典 16 富山県』(1979年10月8日、角川書店発行)1133ページ。
  43. ^ 富山県護国神社『富山県における聖帝四代の御製を拝す 』富山県護国神社、2012年、p78頁。 
  44. ^ 「語りつぎたい黒部人」より
  45. ^ 『うなづき 饗の言葉 宇奈月町制施行五十年記念誌 文学で巡る宇奈月・浪漫散歩』(2004年7月10日、宇奈月町役場発行)31頁より。
  46. ^ 『宇奈月町史』(1969年12月1日、宇奈月町役場発行)636頁より。
  47. ^ 北日本新聞 2013年11月18日付8面『とやまの橋 23 想影橋』より。
  48. ^ 『北日本新聞』1977年5月19日付朝刊12面『宇奈月大原台に「平和の像」 54年7月完成めざす 日展評議員 佐々木大樹氏(八八)制作 盛大に中間像の土付け式』より。
  49. ^ 『北日本新聞』1982年10月9日付朝刊14面『「平和の像」盛大に除幕 金色の姿に拍手 宇奈月 町の新しいシンボルに』より。
  50. ^ 『The Commercial Spaces 富山県の商業空間』(1994年6月、財団法人富山県産業情報センター、富山県小売商業支援センター発行)25頁。
  51. ^ 黒部川電気記念館の改修工事に伴う休館について(お知らせ) (関西電力、2022年11月24日)
  52. ^ 『宇奈月ダム工事誌』(2002年3月、国土交通省北陸地方整備局黒部工事事務所発行)692頁。
  53. ^ 『北日本新聞』1993年7月31日付朝刊26面『国際会館セレネ完成祝う 宇奈月 6ヶ国同時通訳を設備』より。
  54. ^ 『北日本新聞』2003年7月18日付朝刊19面『足湯快感 宇奈月温泉 開湯80周年で設置』より。
  55. ^ 『北日本新聞』2003年7月12日付朝刊22面『愛称は「おもかげ」宇奈月温泉の足湯』より。
  56. ^ 『北日本新聞』2004年6月1日付朝刊16面『宇奈月温泉 無料休憩所オープン1ヶ月 気軽な「いっぷく処」』より。
  57. ^ 総湯「湯めどころ宇奈月」27日オープン(北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ、2016年4月27日)
  58. ^ 『北日本新聞』2024年3月16日付37面『宇奈月温泉 泉質が変化 「美肌成分」増 湯船茶色く 地震の影響か』より。
  59. ^ 山崎, まゆみ『ラバウル温泉遊撃隊』新潮社、2009年。ISBN 978-4-10-316431-9OCLC 427329352https://www.worldcat.org/oclc/427329352 
  60. ^ 山崎まゆみオフィシャルサイト 日記&エッセイ:ラバウルの写真です”. www.ingsnet.com. 2022年8月26日閲覧。
  61. ^ ラバウルの「宇奈月温泉」 名付け親は私かも、清田さん(魚津) - 北日本新聞 2012年12月05日


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