失なわれた都市
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/28 00:36 UTC 版)
The Lost City(B4)は、トム・モルドヴェイによるダンジョンズ&ドラゴンズのモジュールである[1]。これは1982年に最初に出版され、ダンジョンズ&ドラゴンズ・ベーシック・セットと共に使用するための独立した冒険としてデザインされていた。このモジュールの仮タイトルは「The Lost City of Cynidecia」であった[2]。モルドヴェイは、初心者ダンジョンマスターが冒険への肉付けを行う経験を積ませることを意図してこのモジュールをデザインし、そのため一部のみが完全な記述が用意されていた。モジュールには低レベル向けのシナリオが記載されており、プレイヤーキャラクターが生き残る唯一の希望は、ゆっくりと砂に埋もれゆく都市の廃墟でのみ見いだすことができる[3]。冒険は巨大な階段状ピラミッドの内部で行われ、ピラミッドの下層部分は概略のみ、地下都市は主要な地区のリストと地図が用意されているのみである。この冒険の中心的な敵役は巨大な一つ眼のモンスターであるザーゴンと、彼の手先達である。地下都市を除く二重ピラミッド全体だけでも100以上の部屋が存在する。
- ^ a b c d e ローレンス・シック (1991年). Heroic Worlds: A History and Guide to Role-Playing Games. Prometheus Books. p. 135ページ. ISBN 0-87975-653-5.
- ^ Basic Series. Acaeum. 2008年12月14日確認
- ^ イアン・リビングストン (1982年). Dicing with Dragons, An Introduction to Role-Playing Games (改訂版 ed.). Routledge. ISBN 0710094663. (preview)
- ^ B・マシュー・コンクリン3世 (2007年1月). “Masque of Dreams”. ダンジョン誌 (ウィザーズ・オブ・ザ・コースト) (142号): 14–30. ISSN 0890-7102.
- ^ エリック・モナ; ジェイムズ・ジェイコブス; Dungeon Design Panel (2004年11月). “The 30 Greatest D&D Adventures of All Time”. ダンジョン誌 (パイゾ・パブリッシング) (116号): 68–81.
- ^ a b ケン・デンミード (2007年12月27日). “Top 10 D&D Modules I Found in Storage This Weekend”. Wired. 2009年8月20日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2009年8月20日閲覧。
- 1 失なわれた都市とは
- 2 失なわれた都市の概要
- 3 評判
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