天下五剣
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天下五剣(てんかごけん[1]、てんがごけん[2])とは、数ある日本刀の中で特に名刀といわれる5振の名物の総称。童子切・鬼丸・三日月・大典太・数珠丸の5振を指す[1]。
注釈
- ^ 東京国立博物館所蔵。刀剣収集家の中村覚太夫が文政11年(1827年)に写したもの。鬼丸国綱の項にある記述から、写本の元本は本阿弥家の一族か周辺のきわめて近い人物により寛政5年(1793年)頃に書かれたとみられる。厚藤四郎を巻首におくⅠ類・上呈本・献上本などと呼ばれる系統の享保名物帳。ただしⅡ類の芍薬亭本の記事や他本にはない記述が含まれる[3][4]。
- ^ 原文では横綱の語が丸括弧によって強調されているが、本記事では二重引用符に変更して引用した。
- ^ たとえば、佐藤寒山『日本名刀物語』(1962年)の「天下五剣」の章[8]、本間順治『日本古刀史』(1963年)[9]、内田疎天 『日本刀通観』(1935年)[10]。
- ^ 東京国立博物館所蔵。奥書によれば、明和6年(1769年)の本を安政4年(1857年)に写したもの[5]。
出典
- ^ a b c d 福永 1993.
- ^ 小笠原信夫「太刀 銘光世作 (名物大典太)」『日本の国宝 東京/前田育徳会 尊経閣文庫』、週刊朝日百科第096巻、朝日新聞社、189頁、1998年12月27日。 NCID BA43224262。
- ^ a b c d e 立道惠子 2013.
- ^ a b c d 『諸家名剣集』 1827年。東京国立デジタルライブラリー、資料番号:QB-1246
- ^ a b c 『名劔伝』 1857年。東京国立デジタルライブラリー、26コマ。資料番号:QB-2180
- ^ a b 佐藤 1990, p. 138.
- ^ 佐藤 1990, p. 117.
- ^ 佐藤寒山 『日本名刀物語』白凰社、1962年、97頁。
- ^ 本間順治 『日本古刀史』日本美術刀剣保存協会、1963年、28,36頁。
- ^ 内田疎天 『日本刀通観』岡本偉業館、1935年、29頁 。
- ^ 廣井雄一「刀鑑賞の「いろは」教えます」『芸術新潮』、新潮社、33頁、2015年9月。
- ^ a b 佐藤 1961, p. [要ページ番号].
- ^ a b 佐藤 1990, p. 127.
- ^ 佐藤 1990, pp. 116, 138.
天下五剣(てんかごけん)
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「-ヒトガタナ-」の記事における「天下五剣(てんかごけん)」の解説
基本的に一体の刀に一つしか搭載しない緋々色金を二つ搭載することによって、通常の刀よりも戦闘力を向上させている特別な五体の刀。それぞれ天下五剣にあやかって「童子切」「鬼丸」「三日月宗近」「大典太」「数珠丸」という銘が付けられている。誰でも操れる訳ではなく、強い精神力を持つ者でないと心を病んでしまうため、妖刀・魔剣の類だとされている。人型ではあるものの、他の多くの刀とは違って人の顔ではなく五体ともロボットのような顔の形状をしている。
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天下五剣(てんかごけん)
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「天華百剣」の記事における「天下五剣(てんかごけん)」の解説
童子切安綱、三日月宗近、鬼丸国綱、大典太光世、数珠丸恒次ら5振りの巫剣のこと。それぞれが邪悪な存在に対しての力が強く、御華見衆の切り札的な存在。急事以外はそろって活動をせず各々自由に活動している。
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