名古屋場所、史上初の中継中止
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 13:55 UTC 版)
「大相撲野球賭博問題」の記事における「名古屋場所、史上初の中継中止」の解説
日向英実放送総局長は6月23日の定例会見で、中継中止も選択肢の一つとして挙げ、今井環理事も今のままでは放送は難しいとコメントしており、名古屋場所が開催されても中継しない可能性も示唆していた。 日本相撲協会による一連の問題に関する処分決定が出た後、NHKは7月5日に総合テレビジョンで検証番組『NHKスペシャル 大相撲は変われるのか』を放送。翌7月6日、1953年(ラジオは1928年から)から続けていた大相撲中継に関し、テレビ、ラジオを含めた2010年名古屋場所の生中継を中止し、取組終了後の18時台にダイジェスト番組(テレビでは『大相撲・幕内の全取組』の初回放送を繰り上げ、ラジオでは18時の定時ニュースの後に5分間取組結果を放送)を代替として放送することを発表した。なおNHKにはこの日までに12600件の意見が寄せられ、そのうち中継に反対が68%、賛成は13%となった。 相撲協会はNHKに対し、名古屋場所開催分の放送権料の辞退を申し入れている、1場所あたりの放送権料は約5億円とされる。 6月24日に発売予定であったNHKサービスセンター発行の隔月刊雑誌「大相撲中継」の名古屋場所号が発売延期になっていたが、7月3日、正式に発売中止を決定した。
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