可搬型エアサンプラ

原子力防災基礎用語集

可搬型エアサンプラ

エアサンプラは、微粒子状及び揮発性の放射性物質を含む空気を、ろ紙や吸着剤を通して吸引し、ろ紙や吸着剤に放射性物質を集める方式の空気捕集器のことであり、可搬型のものを可搬型エアサンプラという。 捕集対象の核種、粒子サイズ等によって、ろ紙の材質やメッシュサイズ、吸着剤の種類が異なる。実験目的や安全評価の上で捕集効率や吸引流量が重要な要因となる。ろ紙の代わりに吸着剤の層を通して空気を吸引し、放射性ヨウ素などを吸着剤の表面に吸着させる方法では吸引流量が捕集効率に影響することもある。