可変戦闘機 (マクロスシリーズ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/06 15:38 UTC 版)
可変戦闘機(かへんせんとうき、Variable Fighter(VF)、ヴァリアブル・ファイター)は、テレビアニメ『超時空要塞マクロス』を始めとするマクロスシリーズ作品に登場する架空の兵器。基本の戦闘機形態「ファイター」、そこから手足を展開した中間形態「ガウォーク」、人型ロボット形態「バトロイド」への3段変形機構を有する機動兵器群を指す。
- ^ ただし、最初にデザインされたVF-1はロボットのデザインが先行し、変形機構を編み出す上でF-14に似た戦闘機形態にたどり着いており、ガウォーク形態も変形玩具の開発過程で偶然見出された経緯を持つ。なお、「VF-17 ナイトメア」や「VF-22 シュトゥルムフォーゲルII」をデザインした際に河森は「現実の航空機がステルス化に伴う装備内蔵により肥大化したのでデザインが楽になった」とコメントしている。
- ^ 「マクロスアルティメットフロンティア 超時空娘々パック」によるとVF-25のデザイン期間は3か月。
- ^ 「河森正治デザインワークス」 155頁によると「VB-6 ケーニッヒモンスター」は1994年のラフスケッチから完成の1998年まで4年かかっている。
- ^ ゼントラーディ軍のバトルスーツ、クァドラン・ローが搭載するイナーシャ=ベクトルコントロールシステムを、YF-21やVF-22が導入している。
- ^ マクロス・クロニクル No.36
- ^ 『マクロス ゼロ』に登場するVF-0とSV-51は試作戦闘機を実戦投入したという設定で、生産数も少ない。
- ^ 『マクロス・クロニクル No.48』 18頁
- ^ a b c 『THIS IS ANIMATION SPECIAL マクロスプラス』 小学館、1995年
- ^ a b 『マクロスデジタルミッションVF-X 最強攻略ガイド』小学館、1997年、81頁。
- ^ 「マクロスエース」 8号268頁
- ^ バジュラ本星決戦時において「今から20年ほど前に初めて独自開発した」と記述されている。
- ^ a b c 「マクロス・クロニクル」第46号 28頁。
- ^ マクロス・ザ・ライド 下 214頁
- ^ 河森は「バルキリーの機首の垂れ下がりは、F-14よりもF-4です」と述べている(『河森正治デザインワークス』、エムディエヌコーポレーション、2006年、187頁)。
- ^ a b 『河森正治マクロスデザインワークス』、ムービック、2001年、153頁。
- ^ デザイン発表後により形状が似たSu-47(S-37)が公表された。存在を知った河森は「カナード翼の位置がYF-19の没案にそっくりでびっくりした」とコメントしている(『フィギュア王 No.77』ワールドフォトプレス刊より)。
- ^ a b 『THE変形 河森正治デザインワークス展 「マクロス」〜「サイバーフォーミュラ」〜「アクエリオン」〜∞』パンフレット、2015年、18頁。
- ^ a b 型式番号が4桁台なのは「開発メーカー内で担当チームが異なる」イメージから。
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