友納武人とは? わかりやすく解説

友納武人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/03 06:04 UTC 版)

友納 武人(とものう たけと、1914年大正3年)9月12日 - 1999年平成11年)11月15日[1])は、昭和期の厚生官僚政治家。元千葉県知事衆議院議員広島県広島市出身[1]


注釈

  1. ^ 友納自身は、「開発は目的でなく、あらゆる目的を達成するための一つの手段である」ことを旨としていた[7]
  2. ^ このため友納知事在任時は、土建屋が県庁内をゴロゴロしていたとまで言われている。その反省からか、後任の川上紀一になってからは一切土建屋との接触を絶ち、陳情先に困った業界関係者が当時副知事だった沼田武を訪ねることとなった。このため川上が5000万円念書事件で退陣した後、沼田知事が当選したことで「また友納時代に逆戻り」と揶揄されている[10]。一方、数多くの開発を手掛けていたにもかかわらず自宅も豪華なものではなく、「きれいな政治家だった」ともいわれる。友納と川上との政治スタイルの違いとして、町村長が陳情に来ると友納は県会議員の立場に配慮して間に入らせたが、川上は直接やりとりして町村長を喜ばせたものの議員からは不評だった[11]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k "友納 武人". 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)/新訂 政治家人名事典 明治~昭和. コトバンクより2022年1月6日閲覧
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m ちば人国記Ⅱ』每日新聞社、1988年、155-157頁。ISBN 4-620-30666-5OCLC 674472468https://www.worldcat.org/oclc/674472468 
  3. ^ a b c d e f g 石井暉二 (1990-04-10). 光芒の人 千葉県人物事典②. ぎょうせい. pp. 138-147・181-188・287 
  4. ^ a b エコノミスト』、毎日新聞社、1979年8月7日号、81-82頁
  5. ^ 『エコノミスト』、1979年8月14、21日号、133頁
  6. ^ 稲毛新聞2003年2月号稲毛新聞2007年7月号
  7. ^ a b 平成11年12月招集 千葉県定例県議会会議録 第4号 本清秀雄発言”. wwwp.pref.chiba.lg.jp. 2021年3月17日閲覧。
  8. ^ 高度成長期の自治体と計画 千葉大学法学論集第25巻第1号(2010)
  9. ^ 稲毛新聞2003年12月号
  10. ^ 『週刊新潮』1981年4月16日号-140-143頁
  11. ^ a b 『発足三十周年記念誌』千葉県議友会、2004年6月15日、15-16頁。 
  12. ^ 先駆者たちの大地 三井不動産株式会社 社長 江戸英雄」『IRマガジン』5-6月号vol.55、野村インベスター・リレーションズ、2002年。 
  13. ^ 『腐臭列島房総半島の闇』、本澤二郎著、データ・ハウス、2001年1月。
  14. ^ 稲毛新聞2004年8月号
  15. ^ 第16話 空港・閣議内定(1) - 旗旗
  16. ^ ニュースボックス1971(昭和46)年2月22日 成田空港用地の強制代執行を開始
  17. ^ 原口和久 (2000). 成田空港365日. 崙書房. p. 243 
  18. ^ 佐藤文生 (1978). はるかなる三里塚. 懇談者. pp. 45-46 
  19. ^ 友納武人 (1981). 疾風怒濤 県政二十年のあゆみ. 社会保険新報社. p. 201 
  20. ^ D.E.アプター (1986). 三里塚 もうひとつの日本. 岩波書店. p. 162 
  21. ^ 東京新聞千葉支局/大坪景章 編『ドキュメント成田空港』東京新聞出版局、1978年、81頁
  22. ^ 日本経済新聞『私の履歴書 高橋政知』、1997年7月 - 8月
  23. ^ 尾瀬あきらぼくの村の話 1巻』講談社東京都、1992年、154頁。ISBN 978-4-06-328305-1。"第7話 強権"。 
  24. ^ 総決起大会in千葉”. とものうりお Official Site (2022年6月21日). 2023年1月6日閲覧。 “千葉県は祖父の兄友納武人が大変お世話になった県で”


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