十字架を担うキリスト (エル・グレコ、プラド美術館)とは? わかりやすく解説

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十字架を担うキリスト (エル・グレコ、プラド美術館)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/14 13:52 UTC 版)

十字架を担うキリスト』(じゅうじかをになうキリスト、西: Cristo abrazado a la cruz: Christ Carrying the Cross)は、クレタ島出身のマニエリスムスペインの巨匠エル・グレコが晩年の1597–1607年にキャンバス上に油彩で制作した絵画である[1][2]。研究者ウェゼー (Wethey) によるエル・グレコのカタログ・レゾネ (総作品目録) には、画家の同主題作が11点挙げられている。本作はその中で後期の作品でということになるが、1590年代 (1577-1587年ごろ[3]) に制作されたメトロポリタン美術館の『十字架を担うキリスト[3]の構図を繰り返している[2]。作品は1877年にマドリードプラド美術館の所有となり、1882-1894年の間はサラゴサ大学に寄託されたが、その後プラド美術館に返還され、現在、美術館に展示されている[1][2]


  1. ^ a b c d e f g h i j Christ Carrying the Cross”. プラド美術館公式サイト (英語). 2023年12月15日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k 『プラド美術館展 スペインの誇り、巨匠たちの殿堂』、2006年、62頁。
  3. ^ a b Christ Carrying the Cross”. メトロポリタン美術館公式サイト (英語). 2023年12月15日閲覧。
  4. ^ a b c エル・グレコ展、1986年、190-191頁。
  5. ^ 藤田慎一郎・神吉敬三 1982年、83頁。


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