創聖のアクエリオンとは?

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創聖のアクエリオン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/28 04:36 UTC 版)

(アクエリオン から転送)

創聖のアクエリオン
ジャンル SFロボットアニメ
アニメ
原作 河森正治サテライト
監督 河森正治
シリーズ構成 大野木寛、河森正治
脚本 河森正治、大野木寛
岡部雅子、杉原由美子
黒河影次、高橋ナツコ
キャラクターデザイン 藤川太
メカニックデザイン 河森正治、高倉武史
音楽 菅野よう子保刈久明
アニメーション制作 サテライト
製作 Project AQUARION
放送局 テレビ東京系列
放送期間 2005年4月4日 - 9月26日
話数 全26話
テンプレート使用方法 ノート
ウィキプロジェクト アニメ漫画ライトノベルゲーム
ポータル アニメ漫画文学ゲーム

創聖のアクエリオン』(そうせいのアクエリオン、Genesis of Aquarion)は、日本SFロボットアニメテレビ東京系の深夜枠にて2005年4月4日から9月26日まで全26話を放送した。キャッチコピーは「あなたと合体したい…」。

目次

概要

あらゆる感情をエネルギーに変換し発する数々の必殺技と、司令官・不動GENの発言の数々、印象的な主題歌を残した作品である。原作無しの深夜アニメとしては異例の2万円以上の値段設定となる超合金が放送中に発売(後述のパチンコ版リリース後、パッケージをリニューアルして再発売された)。

凝った変形合体メカや臨場感溢れる戦闘演出など随所に河森テイストを感じさせる作品。生まれや立場の異なる者達が理解し合い、心を通わせることを主題としたストーリーも河森ならではであり、「合体」という言葉に本作品のテーマとも言える意味を付加している。毎回、作中での「創聖合体」場面にて、性行為におけるオーガズム描写を想起させる演出を意図的・効果的に盛り込み、話題を呼んだ。

2007年より本作の世界観を用いた完全新作OVA作品『創星のアクエリオン』が全2巻で発売中。また同年9月22日より、本作をベースにした完全新作劇場用短編映画『劇場版アクエリオン ─壱発逆転篇─』が全国各地で順次ロードショーされた(OVA版をベースにした劇場用映画『劇場版アクエリオン ─創星神話篇─』と併映)。

更に2007年11月にはオリジナル新作深夜アニメとしては異例のパチンコ台『CRフィーバー創聖のアクエリオン』がリリースされた。

2011年2月26日に、新シリーズ『アクエリオンEVOL』の制作が発表された[1]

ストーリー

12,000年前の大戦の末に封印された人類の天敵「堕天翅(だてんし)」が、気候の大異変によって復活した。人類は堕天翅と再び戦うため、「創聖の書」に記された伝説の機械天使「アクエリオン」を発掘する。アクエリオンを運用する地球再生機構「ディーバ」は、12,000年前に堕天翅でありながらアクエリオンを操り人類に味方した伝説の戦士「太陽の翼」再臨の予言を受け、北の街で野生児のような少年・アポロを見つけ出す。人間狩りで仲間達を連れ去られたアポロは不思議な声に導かれ、巨大兵器アクエリオンの搭乗者となる。折しも、聖天翅・頭翅が長き眠りから覚めようとしていた…。

アポロは本当に太陽の翼なのか。太陽の翼を巡る12,000年前の因縁とは。そして次に滅びるのは堕天翅か、人類か。


注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。


キャラクター

ディーバ / エレメントスクール

アポロ (APOLLO)
- 寺島拓篤
本作の主人公。推定13歳。アトランディア最強の守護天翅“アポロニアス”の生まれ変わりと言われている。本人は過去生を覚えていないが、時折過去生にアクセスしてアポロニアスに人格転移する。
難民キャンプに独りでいたところをバロンに助けられて以来、相棒となって行動を共にしていた。アポロという名もバロンが名付けた。その後は同じ身寄りのないチビコら子供達と盗んだ食料を分け合い、荒廃した街で厳しい環境を生き抜いていた。エレメント能力者の捜索任務にあたっていたシルヴィアとピエールに発見される。収穫獣の襲撃でバロン、チビコを含む仲間達が全員連れ去られ、自身も捕らわれそうになったことでエレメント能力者として覚醒。前世であるアポロニアスに導かれ、機械天翅アクエリオンの搭乗者となりケルビム兵を撃破した。ディーバに保護され、以後はエレメントスクールの一員となる。リーナから『闇の獣』と呼ばれ、怒りに我を忘れると黒い禍々しい闘気を全身から放つ。
根っからの野生児で実益を兼ねた狩りが趣味。視力は両目とも5.0以上。野生の勘が鋭く、赤外線の匂いを嗅げるほど鼻が利く。その食い意地は周囲が呆れるほど。非常に戦闘能力が高い反面、友を助けたい気持ちも相まってヘッドを無理やり務めようとしたり、単身アトランディアへ乗り込もうとするなどしばしば和を乱す行動をしていたが、不動の特訓や戦いを通じて新たな仲間達との友情を深める内に、人間的に成長を遂げる。根は友情に厚く仲間思いであり、また粗野に見えて繊細で、他人の気持ちにも敏感。そういった面は、時に麗花やピエールを立ち直らせ、孤立していたリーナを導いた。
ディーバ基地への潜入を目論む頭翅の策略でバロンを目の前で殺され、シリウスやシルヴィアの抱える翅の秘密を知ってしまう。過去生では恋人だったシルヴィアとは最初反目するも、次第に相思相愛の間柄となる。生まれや性格が正反対のシリウスとは相容れず度々衝突を繰り返すも、二人が対立し和解することでアクエリオンは秘めた力を解放していく。
主にベクターソルに搭乗(OVA版でも同様)。ソーラーアクエリオンのヘッド(アポロ搭乗時のみソーラーアクエリオンと呼称される)。作中終盤までは太陽の翼ではないかと思われ、最終的にアポロはアポロニアスの生まれ変わりではあったが、太陽の翼ではなかった。25話でトーマは「太陽の翼とは、我が愛する神話的複合生命体、アクエリオンのことだ!」、「アポロニアスは私を裏切り、アトランディアを去って行った。しかし、翅無しどもの地で、新たな姿として生まれ変わり、帰ってきたんだよ。太陽の翼、アクエリオンとして!そして太陽の翼は、恐ろしいほどに美しい光で、アトランディアを滅ぼした。それはそれは、美しい光で」と述べており、「太陽の翼」とはアクエリオンのことだった。なおOVA2巻限定愛蔵版に付属するCDドラマ「一万二千年の足跡」では、アクエリオンのコアクリスタルにアポロニアスの翅が「埋葬」されたことが判明する。そのコアクリスタルのビジュアル自体は既にTV版7話、25話でセリアンと共に出現していた。従って一万二千年前の堕天翅族との戦争中と戦後とでは「太陽の翼」の構成要素が異なっている。最終話において、太陽の翼を以って地球を救うために、頭翅、シリウスとともに新たな生命の樹となったアクエリオンの世界を救う人柱の一人となった。その際、シルヴィアに「1万と2000年後に逢おう」と告げた。
OVA版では、人里を離れて暮らす老人に育てられた野生児という設定だが、TV版よりもやや大人びている。自然を破壊する人間達を憎悪し、森や動物達と暮らしていた。神話型アクエリオンが見つかったと同時にディーバに迎え入れられた。
シルヴィア・ド・アリシア (Silvia De ALISIA)
声 - かかずゆみ
本作のヒロイン。14歳。シリウスだけにはシルヴィと呼ばれている。12000年前の大戦で、堕天翅族のアポロニアスと恋に落ちた人間の女戦士セリアンの過去生を持つ。アポロが人格転移した際にはセリアンの人格が蘇る。アポロニアスとセリアンの娘、アリシア姫の子孫で、シリウスとは兄妹。アリシア王国の王女として育てられた。怪力であり、念動力を使う。勝ち気でロマンチストなじゃじゃ馬娘。アポロに負けず劣らず食い意地が張っている。両親を喪い、共に唯一の血縁者であるという特殊な兄弟関係からか極度のブラコン(血が繋がっていなかったら恋人になりたいと考えているほど)で、シリウスと仲の良い麗花とは犬猿の仲。最初は野蛮なアポロを毛嫌いし、アポロニアスの生まれ変わりと認めなかったが、二人で琥珀に封じ込められていた翅に触れ過去生を思い出したことや、合体を通じてアポロの感情や記憶を知ったこと、何よりアポロが見せる強さや優しさに触れたことで、アポロを深く愛するようになる。シリウスとは異なり、仲間達と積極的に交流し溶け込む。
主にベクタールナに乗り込む(OVA版ではベクターデルタに乗る)。彼女は、アポロニアスとセリアンの娘で両手に翅を持つアリシア姫の子孫であり、「翅を受け継ぐ者」(堕天翅族の末裔)として左手に赤い翅がついていて、シリウスの翅が右手にあることと対照的である。なお赤い翅は常にリストバンドで隠しているが、このリストバンドはOVA2巻限定愛蔵版に付属するCDドラマ「一万二千年の足跡」では「封じの腕輪」と呼ばれている。他方でセリアンの光の記憶をシルヴィアが、闇の記憶をシリウスが受け継いでいるが、セリアンは天翅でなく人間であるため、セリアンの魂が影響してそれぞれの翅が生えているとは考えにくい。むしろ人と天翅のハーフであるアリシア姫の血筋や、二つに割れて転生したかもしれないアリシア姫の魂が影響して翅が生えている可能性がある。
後に離反したシリウスの誘いを蹴って、アポロや仲間達を選び最愛の兄と戦うが、シリウスの手でアトランディアへ連れ去られる。アトランディア決戦の終盤で、生命の樹と地球の危機を前にしてもいがみ合う頭翅、シリウス、アポロを和解させ、創聖合体を成功させた。最終話で助け出したチビコに「アポロはどこ?」と聞かれ、自分でも誰かに聞きたい気持ちを抑えつつも、「いつか、この地に帰ってくる」と答えている。
OVA版では、非業の死を遂げた兄の敵を討つため堕天翅と戦っていたが、裏切り者スコルピオスの生まれ変わりとの誤解もあって仲間達から孤立していた。
シリウス・ド・アリシア (Sirius De ALISIA)
声 - 杉田智和
シルヴィアの兄。アリシア王国の王子として英才教育を受けていた。16歳。剣術に長けている他に、右腕から高速震動を発生させる能力を持ち、それを剣に伝達・物質を切断することが出来る。物語前半は完全無欠のナルシストで自惚れが強く、高飛車な発言が目立っていた。他人と相容れず、理解者である麗花や溺愛する妹のシルヴィアを除いては心を開かず、特に不動に対する警戒心が強かった。人前では決して食事をせず、プライベートでは仲間達とも距離を置く。美しい物をこよなく愛し、時に詩を口ずさむ。アポロとは犬猿の仲であり、常に冷静なシリウスも野蛮なアポロに対しては激情することが多い。グレンや麗花とはエレメントスクールのトップ3でアクエリオンの最初の搭乗者として合体を成功させたこともあって仲が良かった。最初は麗花を利用していた(地下迷宮では罠避けに使う)が、控えめな理解者として寄り添う彼女に特別な感情を抱くようになり、双翅の異次元空間に閉じ込められた時は、醜くなった自分の姿を見られまいとして顔を隠していた程。
主にベクターマーズに搭乗し、アクエリオンマーズのヘッドとなることが多い。シルヴィアと同じく「翅を受け継ぐ者」で、右手に赤い翅を持つ(シルヴィア同様、リストバンドで赤い翅を隠している)。シルヴィアはシリウスこそがアポロニアスの生まれ変わりと信じており、シリウス自身もそう信じていたが、過去生を思い出せず、そのことで両親から責められていた苦い過去を持つ。
翅の秘密や他人と相容れないこと、何より過去生へのこだわりが元で頭翅に籠絡される。双翅への非道な所行が決定打となり、人類を見限りベクターマーズと共にディーバを離反する。麗花の制止に心揺らぐが、シリウスの腕にある翅を見た麗花が一瞬躊躇したことで決別してしまう。堕天翅の先兵として「詩翅(シリウス)」を名乗り、ケルビム兵とベクターマーズを合体させたケルビム・マーズに搭乗し、かつての仲間達に容赦なく戦いを挑む。
実のところ、シリウスはセリアンの魂が二つに割れた片割れで、世界を滅ぼしたセリアンの闇の記憶を持っており、あまりに罪深い記憶である故、過去生を思い出そうにも思い出せなかった。アトランディア決戦でその事実が明らかとなり、頭翅に利用されていたに過ぎないことが発覚してからは頭翅を憎悪し、アポロと協力して頭翅を打ち破る。
死に瀕した生命の樹と地球を救うためにはアクエリオンの力が必要であると分かり、ベクタールナを奪い逃走した頭翅をアポロと共にベクターマーズで追撃。重大な危機を前にして尚もいがみ合うが、シルヴィアの説得を受け入れ創聖合体を成功させる。無限合體拳で崩壊する大地を繋ぎ止め、新たな生命の樹となったアクエリオンと共に世界を救う人柱の一人となる。
OVA版ではベクターオメガに搭乗。物語の開始直後に頭翅との戦いで戦死。一人残されたシルヴィアが復讐心を滾らせる原因となる。
ピエール・ヴィエラ (Pierre VIEIRA)
声 - 小野坂昌也
陽気なムードメーカーでスポーツ万能にして軽薄。無類の女好きで手当たり次第に女性を口説くのが趣味。リーナを除き、年上のソフィアを含む主要な女性キャラ全員を口説いている。一軍エレメントの中では17歳と最年長。若いエレメント達の兄貴分であり、ジュンの良き(?)相談相手。若くして人気チームのプロサッカー選手だったが、試合中にチームメイトや観客が神話獣に攫われてしまった悲しい過去を持つ。大事な友を奪われたことで堕天翅を激しく憎むが、普段は心の奥にしまい込んでおり、同じ境遇のアポロを理解しながら冷静にたしなめた。膝から爪先にかけての発火能力と、気配を察知する知覚力を使いこなす。手当たり次第に女性を口説くのは、実は失恋のショックを隠すための強がり。初恋の女性であるエスペランサが兄と結婚すると知り、精神的に不安定になったことで「合体依存症」に陥るが、見事克服してみせた。第18話にて、クロエの変装をしながら冗談交じりで「クロエは自分に気がある」と演じていたが、実はクロエが本当に自分を意識していたことを知り、後にクロエの好意を素直に受け入れた。
状況に応じてベクターソル、ベクターマーズに搭乗。アトランディア決戦ではベクターオメガに搭乗。音翅とは因縁があるようで、ディーバ基地襲撃時には麗花、つぐみと共に音翅を撃退。アトランディア決戦では麗花、リーナと共に撃破。
OVA版では兄貴分という役割は変わっていないが、責任感と義務感に溢れ、とても真面目で軽薄なところは全くない。頭翅を庇った音翅と差し違えた。なおOVA2巻限定愛蔵版に付属するCDドラマ「一万二千年の足跡」に登場するリエール大公がピエールの過去生である可能性があるが、よく分からない。
劇場版「逆転壱発篇」では後期主題歌である「Go Tight!」を下品に歌い、ジュンからたしなめられている。
紅麗花(こう・れいか)(HONG Lihua)
声 - 小林沙苗
自身を「不幸を呼ぶ女」と称するネガティブな少女。15歳。学力も戦闘能力も常に上位の成績。中国拳法の使い手で、アクエリオン搭乗時もそれを生かしたアクロバティックな動きを披露している。面倒見がよく人望があり、後輩のつぐみやジュンだけでなく、二軍以下の下級生達からも慕われている。スタイルは良いが、バストのサイズや体重を気にする女の子らしい一面もある。物の記録を読むサイコメトリー能力を持つ。霊感が強いためか本人の能力は高いが、行く先々で奇妙な事故トラブルが多発してしまう。その能力をシリウスに罠避けとして利用されたこともある。
シリウスを意識しているため、妹のシルヴィアとは犬猿の仲。シルヴィアから一方的に嫌がらせをされることが多かったが、実は麗花もシリウスの迷惑を顧みず甘えることが多いシルヴィアを疎んじていた。第17話ではダイエット成功のため共闘。シルヴィアが精神的に成長したこともあり、二人の仲は改善された。惚れっぽい性格なのか、シリウスだけでなくグレンやアポロに対しても好意を抱いている。シリウス離反時には自分を責め続けた。グレンに対しては自分のミスで重傷を負わせ、その結果更なる不幸を与えたという悔恨の気持ちが強い。アポロには自信を喪失したり自責の念で落ち込んでいるところを救われることが多かった。
記念すべき第1話での最初の合体ではヘッドを務めるが、グレンに重傷を負わせたトラウマから実戦ではなかなか能力を発揮できなかった。第11話以降はアポロ、シリウス、シルヴィアの三人に次ぐ活躍をみせる。機転も利き、大破したベクターソルをベクタールナで抱え上げ合体することでアクエリオンソルナを急造。「三位一体火炎爆雷破」で音翅を撃退。アトランディア決戦では強攻型アクエリオンに搭乗し「不幸断絶拳」で音翅を倒した。
OVA版では、人類の裏切り者“スコルピオス”の生まれ変わりであり、頭翅に利用されアポロに傷を負わせ、シルヴィアを追いつめた。OVA2巻限定愛蔵版に付属するカラーブックレット20ページによれば監督の河森正治が「TVシリーズのはじめの時点で、第3のエレメントの転生者は「麗花」と決めていたのですが、扱う時間がなかったんです」、「全くのパラレルワールドではなく、一万二千年前の出来事は同じ」と述べており、麗花はTV版・OVA版共通してスコルピオスの転生者であるが、TV版ではその設定を直接的に生かすことができなかった。
ジュン・リー (Jun LEE)
声 - 阪口大助
ネオアジア第17エリア出身。14歳。頭脳明晰で、国家の中枢機関をも脅かす天才ハッカー(彼によれば国家最重要機密事項のセキュリティプログラムですらも「ザル」らしいが、逆探知されたようだ)。機械類にもとびきり強く、よくつぐみと何かを直している。うんちくを語らせたら止まらないほど博識。念写能力を持ち、なぜか映像ではなく、フィルムやデジタル画面の方にイメージを投写できる。第15話のラストにてピエールと同じく「合体依存症」の兆候が現れる。そのエピソードは語られていないが、数度次回予告にて発作が起こっていた。かなりのおたくでパソコンの上には美少女ゲームのフィギュアが置かれている(しかも動いて声も出す)。物語中では誰もこのフィギュアに対してツッコミを入れていない。更に第18話での各人のコスプレは彼の発案。つぐみに好意を持つ。アクエリオン搭乗の一軍メンバーでは唯一人アトランディア決戦でまったく出番がなかった。
つぐみ・ローゼンマイヤー (Tsugumi ROSENMEIER)
声 - 日笠山亜美
ドジでノロマだが天真爛漫な少女。眼鏡で巨乳の15歳。機械の修理が得意で、同時に機械オタクでもある。興奮すると心拍数が上がり、そのせいで周囲に爆発を起こしてしまう能力を持つ。この能力故に周囲から中傷され、激しい自己嫌悪に苛まれていた。先輩にあたる麗花に対し、同性愛と誤解されるほどの好意を抱いている。同期でメカ好きという共通点のあるジュンとは仲が良く、一緒にいることが多い。また、ジュンの念写能力と爆発能力を合体させた「逆念写爆破」というコンビネーション技を使う。ジュンからは好意を寄せられているが気づいていない様子。終盤ではアクエリオンエンジェルで「爆愛無限光」を放ち、アトランディアの結界を破った。
リーナ・ルーン (Rena RUNE)
声 - 佐藤裕美
謎めいた雰囲気の少女で、創聖の書を読み解くディーバの予言者。11歳。目が見えず足が不自由ではあるが霊感が人一倍強く、人の心をオーラの形状や色彩として感知できる。性格は意外にお茶目。目は見えないが超視力を有し、光の反射によって目に映るものを見るのではなく、超感覚的に空間や物質を認識する(アポロに対するイメージなどからしてかなり偏った主観で物を見ていることがある)。普段はi-REALに似た浮かぶ椅子で移動している。自身が恐れているためか、様々な能力を隠しているが、堕天翅のように空中に浮いたり、テレポートしたり、動植物や自然の"声・歌"を聞き心を交わせることが出来て、17話ではそれらの能力を使って神話獣に侵食されたアクエリオンを回復(食物連鎖の循環による復活)させた。満月の夜は自分が何をしているのか分からなくなる時があると言い、吸血に勤しんでいたと思えなくもない発言がある。実際に血を吸っているのか血を吸うように見えるだけなのかは不明であるが、とにかく血を吸うことでのプラーナの吸収と、その後の放出が可能である。プラーナを利用できることと関連してか、自力での瞬間移動(テレポーテーション)能力を持つが、その瞬間移動はディーバ基地からアトランディアへと移動できるほどである。アクエリオンにはTV版で2回搭乗した。1度目はソーラーアクエリオンが銀色に輝き、シルバーアクエリオンと呼ばれている。2度目は26話でアトランディアまで瞬間移動、放棄されていた強攻型のベクターに搭乗して再起動した。自室の水槽にナマズを飼っており、ベッドにもナマズのぬいぐるみを置いている。
クルト・クーリック (Kurt KLICK)
声 - 朴璐美
二卵性双生児でテレパシスト。クロエの弟。14歳。テレパシー能力を持ち、クロエとの間で最も強く発動できる。顔も声も似ているが、性格も酷似。が好き。姉のクロエが女ったらしのピエールに好意を寄せていたことが判明した際にはかなりのショックを受けていた。一軍メンバーの中では戦闘能力で劣るためジェロームから出撃を止められるほど。故にアクエリオン搭乗の機会が最も少ない。主に司令所でのオペレーター業務を担当するが、カゴメオペレーションでは輸送機を操縦していた。
クロエ・クーリック (Chloe KLICK)
声 - 朴璐美
クルトの双子の姉。14歳。が好きなところ以外はクルトと一緒。性格は真面目な堅物で、かなりの美人であるにもかかわらず、本人いわく男が近寄ってこないらしい。しかし、第18話でピエールを意識していることが判明しており、それ以前にもピエールが自分を女として意識していないのではと不安を感じている節があった。その話以降は多少ピエールに積極的になり、ピエールもまた彼女の思いを受け入れるに至り、相思相愛になった。終盤でピエールのためにフルーツケーキを焼くが、種子型神話獣に襲われ昏倒。彼女を救うためにピエールは出撃する。ツン⇒デレ。ほとんどのメンバーが夢に囚われ戦闘不能となった第9話では不眠症だったことが幸いして無事。ベクタールナに搭乗している。
不動GEN (GEN FUDO)
声 - 石塚運昇
年齢不詳。特殊機関「地球再生機構ディーバ(DEAVA)」AQ運用部隊の司令官、及びエレメントスクールの教官である。経歴、出身など一切不明で謎が多く、神速の魔術師といわれている。元アクエリオン発掘調査団メンバーであり、行方不明となっていたが、ディーバの司令として赴任。彼が語る数々の名言にはインパクトがあり、エレメント達がその名言をヒントに窮地を打開するというパターンが定着している。また変装の達人でもあり、リーナに変装した際、自ら正体を明かすまで誰一人気付かなかった(変装を解いた姿は、服装はリーナで顔が不動というあまりにも不気味な姿である)。
12000年前のアトランディア大戦の際、「第三のエレメント」としてアポロニアス、セリアンと共にアクエリオンに搭乗して戦ったのではないかという推論が劇中でソフィアによって示されていたが、OVA2巻限定愛蔵版に付属するカラーブックレット20ページによれば監督の河森正治自身が「TVシリーズのはじめの時点で、第3のエレメント‘スコルピオス’の転生者は「麗花」と決めていたのですが、扱う時間がなかったんです」と述べていることから、その可能性は否定された。また第一話冒頭の「もう1人の翼が、アクエリオンの魂を司るアトランティスの勇者、太陽の翼が目を覚ます」というリーナの予言を解釈すると、不動がアクエリオンの魂という可能性があり、この説は本作ファンの間で流布しているが、他方で「アクエリオンの魂」とはアクエリオンに宿っているアポロニアスの魂の一部のことである可能性もある。なおOVA2巻限定愛蔵版に付属するCDドラマ「一万二千年の足跡」では、アクエリオンのコアクリスタルにアポロニアスの翅が「埋葬」されていたことが判明する。また、DVD-BOXなどの特典として収録されているキャラホビ2005ステージドラマ「不動を探せ!」ではエレメント達が不動GENの謎に迫っているが、努力の末に「私に挑戦しようとは、一万二千年早いわ!」と不動に一蹴されてしまっている。結局、不動GENの過去生は謎のままである。
TV版EDではラストシーンにおいてただ一人山上で光の立方体を召還。その立方体が地球を背後に最終話タイトル「世界がはじまる日」を形作るというデウス・エクス・マキナを示唆する演出で、TV版全編が終了する。
OVA版でもその立ち位置はほとんど変わっていないものの、人類ではなく地球の未来を憂いている。
ソフィア・ブラン (Sophia BELIN)
声 - 玉川紗己子
エレメントスクール生の心のケアを担当するサイコセラピスト。27歳。また授業では教官として度々登場している。度重なる戦闘や不動司令の厳しい特訓に悩み苦しむエレメント達の心と体を癒している。アクエリオンを始めとして様々な知識を持っており、博識。基本的に多忙のようだが、暇を見つけては不動司令のお茶の相手をよくしている。不動に好意を抱いているが軽くかわされている。キャラクター設定者は彼女をかなりの巨乳として設定している。
ジャン・ジェローム・ジョルジュ (Jean-Jerome JORGE)
声 - 飛田展男
ディーバAQ運用部隊の副司令官。24歳。軍事・防衛学に関わらず数々の博士号を有する他、13ヶ国語を習得している。不動司令に負けじと頑張るが、空回りが多い。第一話からいきなりシリウスに反抗され、その後回を追う毎にどんどん不幸な立ち位置になっていった。しかし、後半の不動司令が不在の際の英断は、それまでの彼のイメージを払拭するのに十分なものであり、物語を通して唯一の見せ場らしい見せ場だった。少々マザコンの気があり、派手なリアクションでアクエリオンのコメディ部分を担当する。
グレン・アンダーソン (Glen ANDERSON)
声 - 風間勇刀
エレメントスクールで常にシリウスや麗花と成績の上位を争っていた優等生。17歳。優しい性格で麗花に好意を寄せていた。初のアクエリオン合体実戦訓練でベクターソルに乗り込むが、被弾して重傷を負い、昏睡状態に陥ってしまう。後に新国連軍の手により、堕天翅の羽を移植されて復活し、強攻型アクエリオンの搭乗員となる。その際に人格が崩壊してしまい、敵に回ったシリウス(詩翅)と激闘を繰り広げた。アトランディア決戦では新国連軍の強攻型部隊を率いて先陣を切る。麗花の呼びかけで自我を取り戻すが、両翅と差し違えた。
OVA版では新国連軍の大尉として終盤まで健在であり、アクエリオンチームを率いて活躍していた。

堕天翅族

聖天翅・頭翅(トーマ)(TOMA)
声 - 森川智之
トーマ・エパノルトとも。堕天翅族の前線指揮官。外見は若く美しき青年男性風。12000年前はアポロニアスの許婚だった。アポロニアスが人類側へついたのは人間(セリアン)が籠絡したせいだと思い込み、人間を激しく憎しみ見下している。頭脳戦や心理戦を得意としてアポロ達を苦しめた。中でもバロンを使ってディーバ本部を急襲したことでアポロの心を傷つけ、シリウスを言葉巧みに籠絡して裏切らせ、先兵として散々に利用した。
幾多のアクエリオンとの戦いにおいてアポロ達と関わっていく中でもその心中に変化はなかったが、最終話においてシルヴィアを介してのセリアンの記憶と意志を見、アポロニアスが本当は堕天翅族と人類の共存を願い、それにより地球を救おうとしたことを知り、アポロニアスの願いと人間の弱さ、そして真意を理解しようとしなかった事を悔やみ、そしてその意思を継ぐべく「太陽の翼」となってアポロ・シリウスと共に世界を救う人柱になることを決意する。
OVA版では、アトランディアの状況がTV版以上に逼迫していることもあって積極的に最前線に立つ。シリウスを殺害し、アポロを誘い出すために森を焼き払い、麗花の抱える闇の記憶を巧みに使って籠絡し、結果としてシルヴィアをも激しく苦しめた。太陽の翼と交わり子を成すことを目的とするなど、TV版よりも女性的な面が強調されている。
音楽翅・音翅(オトハ)(OTOHA)
声 - 兵藤まこ
美女の堕天翅。眼が4つある(上の二つの眼は普段は瞑っているため眉に見える)。左腕からレースのように下がった羽で美しい音楽を奏でる。しかしその音色は、使い方によっては人を狂わせたり、気象を操ったりと恐るべき能力を持つ。現在の頭翅の恋人で、嫉妬心も強い。最終話で頭翅が乗り捨てた「ケルビム・ヴェルルゼバ」に乗り込みシルヴィアを襲うが、麗花・ピエール・リーナの強行型アクエリオンに阻止され、麗花の「不幸断絶拳」で撃墜され戦死する。
OVA版でもTV版と同様に頭翅の片腕として働くが、最期は頭翅を庇いピエールらと相討ちになる。
老賢翅・夜翅(ヨハネス)(JOHANNES)
声 - 青森伸
この世の闇を司る、コウモリの羽を持つ最長老堕天翅。特殊能力を有する天翅達を生み出した開発メンバーの一人である。自身の寿命が残りわずかなのを分かっており、人類の生命から生み出されるプラーナをできる限りアトランディアにある生命の樹へと注ぎ込み、残りわずかとなった堕天翅族が再興することを望んでいる。
戦翅・両翅(モロハ)(MOROHA)
声 - 矢尾一樹
虫のような体形と剣状の腕を持つ戦闘型堕天翅。非常に好戦的な性格をしていて、頭翅をライバル視している。専用のケルビム兵「ケルビム・イスキューロン」に乗り込む。アトランディアの決戦ではグレン率いる新国連軍を終始圧倒するが、グレンが命と引き換えに行なった自爆により戦死する。
TV版では戦翅としての活躍は数話に過ぎなかったものの、劇場版「逆転壱発篇」ではディーバ本部を急襲して後一歩のところまで追い詰める活躍を見せる。
原型翅・錬翅(レンシ)(LENSI)
声 - 石塚運昇
神の指を持つと言われており、自ら作成したフィギュアに神話力を加えることにより、神話獣を作り出すことができる能力を持つ堕天翅。耳の辺りに羽をもつ。『アクエリオン コンプリート』106ページには次のようにある。
ケルビム兵は工場で生産されるものではなく、堕天翅族「レンシ」により原型製作(コンセプトデザイン)が行われる。その原型をもとにして「知恵の樹」で細部の遺伝子設計が行われる。その遺伝情報が「生命の樹」に送られ「生命の樹」の端末「ケルビム生育プラント」により生産される。この一連の過程を「神話的複製」と言う。
生産は「生命の樹」の地下の組織で行われる。根の部分の先に球根のように巨大なケルビム養育プラントが多数あってその中にケルビム兵が「実る」のである。ケルビム兵の背中には花のがくのような構造が付いているがそこがケルビム兵が「生命の樹」と繋がっていた胎盤部分である。(重ケルビム兵では後頭部が胎盤部分となる)帰還したケルビム兵は、「生命の樹」と接続してプラーナを再充填しエネルギーを補給したり改良を行うことができる。
怪力翅・剛翅(ゴウシ)(GOUSHI)
足まで届く巨大な腕を持つ大型堕天翅。尻尾まで続く鬣のような羽を持っている。目立った活躍はない。
小天翅・双翅(フタバ)(FUTABA)
声 - 川上とも子
堕天翅族最後の子供天翅。足首に翅を持つ。最後の子供であるためか、周囲の堕天翅達は双翅を厳しく叱ることが出来ず、無邪気で我がままな性格となってしまった。「太陽の翼」と遊びたい(戦いたい)がために「ケルビム兵で人間を虐殺する」という、堕天翅としても行き過ぎた行動に出てしまい、ディーバの実施したカゴメオペレーションにより囚われの身となる。人類に殺され、翅を奪われた。
情報翅・智翅(シルハ)(SHILHA)
声 - 小西克幸
スフィンクスのような体を持ち、叡智と情報収集を司る堕天翅。体色が違う二体で一人を成している。双翅の教育係でもあるが、愛の鞭を振るうことが出来なかった。

12000年前の人物

アポロニアス (Apollonius)
かつて「殺戮の天翅」と呼ばれ、人類から恐れられていた堕天翅族最強の守護天翅。許嫁の頭翅と愛を語らい友情を温めていたが、人間の女性セリアンと恋に落ちたことでアトランディアや頭翅を裏切って人類の側に立つ。囚われの身となり頭翅の凶刃からセリアンを庇った際に背中の翅の大部分を自ら引きちぎっている。この時に失った翅はトーマが兜の飾りとして保管しており、19話では双翅(フタバ)の遊び道具の動力源にもなった。OVA2巻で分かるように、大部分を失った後も背中にはまだ翅が残っていた。機械天使アクエリオンでかつての同族と激しい戦いを繰り広げ、アトランディアを滅ぼした。死後、その翅はアクエリオンのコアクリスタルに埋葬された。その魂の一部はアクエリオンに受け継がれ、アポロ達を見守っている。
OVA版では彼の能力や言動、思想がより鮮明に描かれることになった。翅の大部分を失っても宙に浮いて移動し、天候さえも自在に操る能力を有しており、人類の側に立ったことについても単純にセリアンとの恋ばかりではなかった。
セリアン (Celiane)
人間の女戦士。堕天翅族との戦いに身を捧げた勇敢で美しい女性。戦いの最中に仇敵アポロニアスと恋に落ち、彼が寝返るきっかけとなる。アポロニアスが囚われた際には単身アトランディアに潜入して救出を試みている。機械天使アクエリオンのエレメントとしてアポロニアスと共に戦い、アトランディアを滅ぼした。しかし、その重い事実は彼女の心を苦しめ、その記憶は光の記憶と闇の記憶の二つに分かれて彼女の子孫であるシルヴィアとシリウスにそれぞれ受け継がれた。
気性の激しい戦士としての面が強調されたTV版に対し、OVA版では平時の穏やかで笑顔の似合う女性としての面が強調された。
スコルピオス (Scorpius)
OVA版に登場した12000年前の人間で、魔道士。執政官リエール大公の息子という立場で、堕天翅族を離れたアポロニアスを庇護して協力を仰ぎ、第三のエレメントとしてアポロニアス、セリアンと共に戦う。人類を愛しその発展を願っていたが、アポロニアスへの強い嫉妬や堕天翅の持つ強大な力に憧れたことから道を踏み外してしまい、アトランディアを滅ぼそうとしたアポロニアスを背後から刺して殺めてしまう。その事実により、裏切り者の烙印を押された。なおOVA2巻限定愛蔵版に付属するカラーブックレット20ページによれば監督の河森正治が「TVシリーズのはじめの時点で、第3のエレメントの転生者は「麗花」と決めていたのですが、扱う時間がなかったんです」、「全くのパラレルワールドではなく、一万二千年前の出来事は同じ」と述べており、麗花はTV版・OVA版共通してスコルピオスの転生者であるが、TV版ではその設定を直接的に生かすことができなかった。

その他

バロン (Baron)
声 - 千葉進歩
アポロがアクエリオンに乗る前に、一緒に生活していた仲間の1人。アポロの名付け親であり、親友。収穫獣に連れ去られ、生命の樹に植えられてしまう。後にディーバを守る結界を破るため、爆弾の檻に閉じ込められて結界の中に送り込まれ、アポロの目の前で爆死する。その活躍は序盤に限られていたものの、しばしば回想の形で現れてアポロの過去を語る重要な役割を果たす。
チビコ
声 - 吉田真弓
アポロがアクエリオンに乗る前に、一緒に生活していた仲間の1人。呼び名の通り、背の低い女の子。マジ、ハナタレ、メガネと合わせて「チビコ達」と一括りで呼ばれる。アポロにとっては死んだバロンに託された特別な存在。最終話ではシルヴィア達に助け出された。
マジ
声 - 戸田真衣子
アポロがアクエリオンへ乗る前、一緒に生活していた仲間の1人。
ハナタレ
アポロがアクエリオンへ乗る前、一緒に生活していた仲間の1人。呼び名の通り、鼻水を垂らしている。
メガネ
アポロがアクエリオンへ乗る前、一緒に生活していた仲間の1人。呼び名の通り、メガネをかけている。



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