係数励振
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係数励振(けいすうれいしん、英: parametric excitation)とは、系の係数(パラメータ)が周期的に変化することで起こる振動現象である[1]。ばね-質量系の運動方程式でいえば、質量やばね定数、減衰係数などの通常では定数とされる係数が周期的に変化するような場合に発生する[2]。パラメトリック励振、パラメータ励振、パラメトリック発振などとも呼ぶ。多数の応用があり、ごく一例としては、電気回路分野における発振器の原理としての応用[3]がある。
- ^ a b 日本機械学会 編『機械工学辞典』(第2版)丸善、2007年1月20日、358頁。ISBN 978-4-88898-083-8。
- ^ 振動工学 p.241
- ^ 片桐道男, 山崎弘郎「パラメトリック発振増幅器の開発とβ線厚さ計への応用」『計測自動制御学会論文集』第1巻第1号、計測自動制御学会、1965年、75-83頁、doi:10.9746/sicetr1965.1.75、ISSN 0453-4654。
- ^ a b c d 機械振動学 p.183
- ^ a b 振動工学 pp.248-249
- ^ 振動工学 pp.247-248
- ^ パラメータ励振 p.6
- ^ 吉田雅昭『Mathieu方程式に基づく平面磁路形パラメトリック変圧器の動作特性と発振安定性に関する研究』 八戸工業大学〈博士 (工学) 甲第49号〉、2011年、177頁 。
- ^ a b c パラメータ励振 pp.10-11
- ^ パラメータ励振 p.106
- ^ パラメータ励振 p.110
- ^ 機械振動学 p.185
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