伯爵家の儀礼称号として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/03 14:00 UTC 版)
「ノース男爵」の記事における「伯爵家の儀礼称号として」の解説
詳細は「ギルフォード伯爵」を参照 フランシス・ノース(1704-1790)は1734年にノース男爵を継承して、7代男爵となった。彼はジョージ王子の家庭教師を務めたが、すべての宮廷職から退いた翌年の1752年にギルフォード伯爵に昇叙した。これ以降、ノース男爵は伯爵家の従属爵位と儀礼称号を兼ねることとなった。 その息子である2代伯フレデリック(1732-1792)は首相を務めた政治家で、フォークランド危機を主導したのちアメリカ独立戦争に参戦している。1790年に下野したのち1792年に亡くなると、その息子ジョージが爵位を承継した。 3代伯ジョージ(1757-1802)が男子なく没すると、男子の継承しか認めないギルフォード伯爵位は弟フランシスに継承された。一方で、女系継承を許すノース男爵位は彼の3人の娘の間で優劣がつかず停止した。1837年に貴族院によって『(停止中のノース男爵位は)最長命であった娘がこれを承継する』旨を決議した。1841年に3姉妹のうちスーザンのみ存命となると、1837年裁定に従ってスーザンに帰属する形で確定、停止解除となった。
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