伊藤友玄とは? わかりやすく解説

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伊藤友玄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 07:29 UTC 版)

伊藤 友玄(いとう ともはる、文禄3年(1594年) - 明暦元年4月25日1655年5月30日))は、江戸時代初期の武士。通称は玄蕃(げんば)。常陸水戸藩の家臣。


  1. ^ 友玄が選ばれた理由は、乳母岡崎の姪婿であった縁によると『水府系纂』にある。
  2. ^ 水府系纂』は、水戸藩士の系譜集で、藩に出仕した順で記載されている。友玄は、第1巻において、頼房の乳母子・岡崎綱住に続いて登場する。
  3. ^ 『水戸市史 中巻(一)』には、「大老」は、水戸藩では老中(用達、執政)の中から、特に勲功のあった者に与えられる名誉的な呼称とある。
  4. ^ 『桃源遺事』・『西山過去帳』 なお、『伊藤系図』によると、名は、「塩」。
  5. ^ 『伊藤系図』による。即ち、友玄仕官の時は、友玄10歳、志保(塩)5歳であり、「乳母岡崎の姪婿であった縁」(脚注1)で仕官したのではなく、仕官後に「乳母岡崎の姪婿」となったと考える方が合理的である。
  6. ^ 現在の「了勝寺」(福井市大宮三丁目、浄土真宗本願寺派)で、文明3年(1471年)8月に蓮如(本願寺第8代法主)が寄宿したと伝わる歴史ある寺である。了勝寺資料(「了勝寺の縁起と真宗門徒の手引き」、了勝寺門徒会館発行、1981年)によると、祐了は第7世。なお、第6世は唯宗であり、清重の法名と一致している。また、唯宗、祐了の没年は、寛文2年(1662年)11月24日(唯宗)、寛文7年(1667年)3月23日(祐了)である。
  7. ^ 水戸藩側の『桃源遺事』では、伊藤友玄夫婦は侍女を堕胎させることを惜しみ、静養のためと称して屋敷へ引き取り、光圀には内証で友玄宅にて出産させ、後に友玄が松平頼重に相談した、とある。高松藩側の 『三浦市右衛門覚書』では、堕胎の為に侍女を預けられた伊藤友玄が松平頼重に相談したところ、頼重が光圀を説得して兄弟間で話し合い、父の頼房には秘密にした上で、友玄宅にて出産させた、とある。
  8. ^ 水戸城下の三木之次邸の東隣に伊藤友玄邸がある。
  9. ^ 瀬谷義彦『新装水戸の光圀』茨城新聞社、2000年から引用(p112)
  10. ^ 『桃蹊雑話』「明暦元年四月廿五日、伊藤玄蕃友玄死す。家嗣いまだ不定。義公世子たり。尊慮を廻らし玉ひて、以為らく長子久太郎高之、第三男彦之允之昌は共に外祖三木仁兵衛之次に養れて三木氏を冒し…(略)…」
  11. ^ 父親が四二歳のとき,二歳になる男の子。四二に二を加えると「四四(死死)」になることから忌み嫌われた。父親が四一歳のときに生まれた男の子は親を食い殺すという俗信があり,そのため生まれた子を一度仮に捨てて人に拾わせ,これをもらい受けて育てた。(「大辞林」より)
  12. ^ 徳川頼房」を参照
  13. ^ このような風習があったことを示す文献として、「江戸の雑学~サムライ篇 武士は禿げると隠居する」(山本博文著、双葉新書、2001年、p144)を挙げる。
  14. ^ 五弓豊太郎が諸家の蔵書から伝記を中心としてまとめたもので、天保から明治にかけて編纂された。全122巻。
  15. ^ 『昔語水戸の芸苑』のあとがきによると、元茨城県歴史館学芸部主査(昭和58年退職、平成2年11月28日に80才で没)。伊藤玄蕃友玄の末裔の1人。


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