伊勢音頭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/28 09:24 UTC 版)
伊勢音頭(いせおんど)とは、江戸時代の伊勢国で唄われ全国に広まった民謡のこと。ただし古くは、伊勢古市の遊廓で遊女が唄い踊るために使う音曲のことも称した。
- ^ 名古屋の遊所の隆盛を伝える『遊女濃安都』諸本には「川茂笹次の川崎音頭」と記される。
- ^ 大野健「西小路・富士見原の競合と伊勢音頭の成立」〈『郷土文化』通巻233号〉名古屋郷土文化会、2020年
- ^ 伊勢音頭と古市 全国伊勢音頭連絡協議会
- ^ 伊勢音頭 『伊勢参宮案内』 日本旅行協会、昭和5年
- ^ 井上流に関する文献などでは、片山春子が古市の「亀の子踊り」を参考にしたといわれており、また田中緑紅も『京の舞踊』(『緑紅叢書』第四十四輯)で古市の「伊勢音頭」の総踊りを、「又おやま踊、亀ノ子踊などと云います」と述べているが、これら以外に古市の「伊勢音頭」について「亀の子踊り」と称した例は見当たらず、「亀の子踊り」という言葉がどこから出てきたのか明らかではない。岡田万里子「京舞井上流と近代日本舞踊の夜明け ―第一回都をどりの舞台とその作用―」(『楽劇学』第十九号 楽劇学会、2012年)参照。
- ^ ちなみに伊勢木遣の囃子にも同様の合の手が入る。
- ^ 『舞踊劇集』(『日本戯曲全集』第二十七巻 春陽堂、1928年)より。ほかに「信濃なァ信濃の新蕎麦よりも、ヨイヨイ、わたしゃお前の、やんれ側がよい…」ともある。
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