伊勢原断層
神奈川県の中部~中南部、南北約21キロメートルにわたって存在する活断層。およそ5000年前後の周期で活動していると見られている。
伊勢原断層の全体が地震活動を行った場合、マグニチュード7.0規模の地震が生じる可能性が指摘されている。伊勢原断層は直下型地震を起こすといわれており、もし地震が発生すれば、断層周辺には壊滅的な被害が生じ、都心部でも大きな揺れに襲われる可能性が高いという。
なお、2012年1月16日時点で、文部科学省の地震調査研究推進本部が発表している地震発生確率は「30年以内に、ほぼ0%~0.003%」となっている。
関連サイト:
伊勢原断層 - 地震調査研究推進本部
伊勢原断層の長期評価について - 地震調査研究推進本部 2004年
伊勢原断層
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/15 03:54 UTC 版)
伊勢原断層(いせはらだんそう)は、神奈川県中部の相模原市から平塚市にかけて存在する活断層で、南北に長さ約21km延びる[1]東側隆起の逆断層である[2]。東側には断層山地として中津山地が形成され、更に山地の東側には鶴川起震断層が併走する。
- ^ a b 伊勢原断層 地震調査研究推進本部 平成16年3月10日
- ^ 高田圭太、原口強、早田勉、「ボーリング調査により明らかとなった伊勢原断層の性状」 『活断層研究』 2003年 2003巻 23号 p.37-44, doi:10.11462/afr1985.2003.23_37, 日本活断層学会・活断層研究会
- ^ 水野清秀、大磯丘陵東部に分布する第四紀堆積物の地質構造調査(予報) 地質調査総合センター速報 No.71,平成27年度沿岸域の地質・活断層調査研究報告,p.153-160,2016
- ^ a b 073-01 伊勢原活動セグメント 産業技術総合研究所 活断層データベース
- ^ 松田時彦, 由井将雄, 松島義章 ほか、元慶2年(878年)相模・武蔵地震と伊勢原断層 日本地質学会学術大会講演要旨 第96年学術大会(89水戸)一般発表:口頭発表/ポスター発表, doi:10.14863/geosocabst.1989.0_667
- ^ 上本進二, 上杉陽、相模湾周辺の遺跡から検出された地震跡 第四紀研究 1999年 38巻 6号 p. 533-542, doi:10.4116/jaqua.38.533
- ^ 松田時彦, 由井将雄, 松島義章 ほか、「伊勢原断層(神奈川県)の試錐による地下調査 : 過去約7000年間の堆積環境と元慶2年地震の変位」 『東京大学地震研究所彙報』東京大学地震研究所 1988-11-11, 63巻 2号 p.145-182, hdl:2261/13014
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