井笠鉄道機関車第4号形蒸気機関車
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井笠鉄道機関車第4号形蒸気機関車(いかさてつどうきかんしゃだい4ごうがたじょうききかんしゃ)は、井笠鉄道に在籍した蒸気機関車の1形式である。ここではほぼ同型の増備車である7を合わせて記載する。
- ^ 「機関車設計ノ件」『第一門・監督・二、地方鉄道・イ、免許・井笠鉄道・大正八年~大正十二年』(国立公文書館デジタルアーカイブで閲覧可)
- ^ 「機関車設計ノ件」『第十門・地方鉄道及軌道・二、地方鉄道・井笠鉄道・大正十三年~昭和二年』(国立公文書館デジタルアーカイブで閲覧可)
- ^ 増備届けではなく、新規に設計認可を申請しており、ほぼ同一設計ながら手続き上は別形式として取り扱われていた。
- ^ 製番7643・10473。
- ^ 開業時は建設費の高騰で車両購入費の圧縮が行われ、9t級B型機にスペックダウンを余儀なくされた。
- ^ 製番7642。1067mm軌間用で動輪径が730mm、かつサイドタンクを持たないため外観の印象は大きく異なる。紆余曲折の末、現在は大井川鐵道千頭駅に静態保存。
- ^ 製番7644。6とほぼ同型。
- ^ その寸法増大は主に上下方向の拡大によって得られており、サイドタンクの下を通して反対側や第1動軸の軸箱を支える重ね板ばねが見え、しかもボイラの上部が1/3程度露出していた1 - 3に対し、こちらはボイラの上部1/4程度が見えるだけとなっている。なお、前方への延長は1形で蒸気ドームと砂箱の間に置かれていたチェックバルブが蒸気ドーム両脇のボイラ側面に設けられていてこれと干渉することもあってか避けられており、サイドタンクの全長は1 - 3と大差ない。
- ^ この当時、両社とも車両総数は34両で同一であったが、直通運転に使用される客貨車の両数が両備の方が多く、そちらに合わせることになったという。
- ^ 補強のためか外縁部に太い帯板が溶接されたものに交換され、中央のハンドルの他にヒンジと反対側に取っ手が追加された。
- ^ この改造は2にも行われており、現存する同車(3と改番されて広島県府中市の新市クラシック・ゴルフ・クラブに保存)で確認できる。
- ^ 「あしおトロッコ館(古河足尾歴史館野外)に蒸気機関車コッペル7号機が保存されました。」 「古河掛水倶楽部・古河足尾歴史館お知らせ」、古河機械金属、2019年11月18日。
- 1 井笠鉄道機関車第4号形蒸気機関車とは
- 2 井笠鉄道機関車第4号形蒸気機関車の概要
- 3 脚注
固有名詞の分類
日本の蒸気機関車 | 東濃鉄道1形蒸気機関車 井笠鉄道機関車第4号形蒸気機関車 釜石鉱山鉄道200形蒸気機関車 井原笠岡軽便鉄道機関車第1号形蒸気機関車 伊豫鉄道甲1形蒸気機関車 |
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