二島返還論とは? わかりやすく解説

二島返還論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/28 17:56 UTC 版)

二島返還論(にとうへんかんろん)あるいは二島譲渡論(にとうじょうとろん)とは、日本ロシアの間の領土問題となっている北方領土問題について歯舞群島色丹島の二島を日本に返還あるいは譲渡する案。日本の政治家マスメディア政治団体などは主に返還として北方領土問題に言及することが多いが、ロシアの政治家やマスメディアは首尾一貫して返還(ロシア語: реставрация)ではなく「譲渡」(ロシア語: передача)という立場を取っていることに留意されたい。戦後期のサンフランシスコ平和条約締結後の二島返還論(二島譲渡論)と鈴木宗男らの段階的返還論、ロシアの提示する二島「譲渡」論の3種類がある。


  1. ^ 日ソ共同宣言内において、日露両言語いずれも正文として、下記のように明記されている。(※「譲渡」を意味する箇所を太字化
    「ソヴィエト社会主義共和国連邦は、……歯舞群島及び色丹島を日本国に引き渡すことに同意する。」
    «Союз Советских Социалистических Республик, ... соглашается на передачу Японии островов Хабомаи и острова Сикотан»
  2. ^ a b 岩下明裕 『北方領土問題 : 4でも0でも、2でもなく』 中央公論新社


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二島返還論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 05:12 UTC 版)

北方領土問題」の記事における「二島返還論」の解説

日本においては主に「二島先行返還論」または「2+2方式」と称される案を指す。これは、日ソ共同宣言日本への引き渡し確認されている歯舞色丹二島を、ひとまず日本側に返還させ、残った択捉国後両島については、両国継続協議とする案である。

※この「二島返還論」の解説は、「北方領土問題」の解説の一部です。
「二島返還論」を含む「北方領土問題」の記事については、「北方領土問題」の概要を参照ください。

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