主神・配神
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/13 03:38 UTC 版)
通常、神社では複数の神を祀っており、その中で主として祀られる神を主神(しゅしん)・主祭神(しゅさいじん)、それ以外の神を配神(はいしん)・配祀神(はいししん)・相殿神(あいどのしん)などという。 祭神を主神・配神に分けるのは、明治時代に官国幣社で行われるようになったのに始まるものである。「主神とそれ以外の神」という観念はそれ以前からあり、「前」「相殿神」などと呼ばれていた。配神は通常は主神にゆかりのある神だが、そのほか様々な経緯により共に祀られるようになった配神もある。主神と同時に祀られるようになった配神もあれば、後で加えられた配神もあり、中には本来は配神だったのが後に主神に取って替わったものもある。明治時代の神社合祀により、多くの配神を祀ることになった神社もある。 相殿(合殿とも)とは、主神を含めて複数の神が祀られた社殿のことを指す。「相殿神」とは相殿に祀られる神のことだが、主神と配神とがある場合は配神のことを相殿神という。
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