三金
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三金(さんきん)は、大韓民国の政治の上で重要な役割を担った3人の金姓の人物、金泳三(YS)・金大中(DJ)・金鍾泌(JP)を指す[1]。彼らはそれぞれ政治的な背景は異なるが、朴正煕時代から第五共和国・第六共和国初期の時期にかけての有力政治家であり、大統領候補(そして大統領)として知られていた。
- ^ “YS, DJ, JP ‘3김’ 조촐한 생일맞이 한다” (朝鮮語). www.hani.co.kr (2006年1月2日). 2023年3月26日閲覧。
- ^ “歴史の中に消える「両金時代」...民主化の光の陰で地域対立”. japan.hani.co.kr. 2023年3月26日閲覧。
- ^ “'양김시대' 역사 속으로...” (朝鮮語). YTN (2015年11月22日). 2023年3月26日閲覧。
- ^ 党首の兪鎮午は当初、金大中を院内総務に指名したが、議員総会にて賛成16名、反対23名、棄権2名の大差で否決された。否決された背景にはこれまで院内総務の地位を占めてきた柳珍山派の「中間ボス」であった金泳三が、同世代の競争者である金大中の院内総務への就任を阻止したい思惑があった。出典:木村幹『民主化の韓国政治 朴正熙と野党政治家たち 1961~1979』名古屋大学出版会、277頁
- ^ 民主化の実現によって、「民主化」という体制選択的な主要政党間の争点が無くなり、これに変わる新たな争点が見つからない中で確実に有権者の支持を動員出来る手段が地域感情であった。
- ^ 浅羽祐樹「二重の民主的正統性に代理人問題 韓国の盧武鉉大統領弾劾という事例」、『現代思想』2004年10月号、185頁上段
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