ロストラ・ウェテラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/31 15:06 UTC 版)
もともとのロストラの形式は、単純な木組みの台であり、ローマ法廷 (tribunal) と似ている。ロストラはアンフィテアトルムの南の外形に沿ってカーブを描いていたと考えられる。この構造は Christian Charles Josias Bunsen がロストラが描かれた2種類のローマ硬貨を研究して導き出したもので、アーチで支持された円形の建物の上に手すりつきの演壇が載っている。その演壇の左右両側に上に登るための階段がある。それがコミティウムに面して建っており、その後ろに柱で支持された演台がある。この形式は後の古い教会の説教壇にも受け継がれたと見られ、東西両側に壇に登るための階段があり、伝道師は東側から登壇し、西側から降壇した。このような古い形式の説教壇は、ローマではサン・ロレンツォ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂などに見られる。
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