ネガティブコンセンサス
別名:ネガティブコンセンサス方式、リバースコンセンサス、逆コンセンサス、ネガティブコンセンサスルール
英語:negative consensus、negative consensus rule
審議方式のうち、まず議長が決定案を掲げ、これを審議に参加している構成員に問い、構成員が「全会一致で反対」する状況でなければ、決定案が了承されたと見なし採決するという方式。WTO(世界貿易機関)における紛争解決制度が採用している方式として知られる。
ネガティブコンセンサスは、いわゆる「コンセンサス方式」と対比される考え方といえる。コンセンサス方式は、メンバーに反対者がいなければ全会一致で賛成が得られたとして採決する方式である。ネガティブコンセンサスでは、メンバー中に賛成者がいない状況、すなわち全員が反対する場合に限り否決とする。言い換えれば、賛成者が1名でもいれば採決となる。
ネガティブコンセンサスではメンバー中に反対者がいても採決が妨げられないという特徴がある。審議に参加した紛争当事国が裁定への不満から反対を表明したとしても、それだけで手続きが滞ることはなく、迅速に手続きが進められる。当事国が採決に不満がある場合、上級委員会への申し立てを通じて再審査を要請することができる。
英語:negative consensus、negative consensus rule
審議方式のうち、まず議長が決定案を掲げ、これを審議に参加している構成員に問い、構成員が「全会一致で反対」する状況でなければ、決定案が了承されたと見なし採決するという方式。WTO(世界貿易機関)における紛争解決制度が採用している方式として知られる。
ネガティブコンセンサスは、いわゆる「コンセンサス方式」と対比される考え方といえる。コンセンサス方式は、メンバーに反対者がいなければ全会一致で賛成が得られたとして採決する方式である。ネガティブコンセンサスでは、メンバー中に賛成者がいない状況、すなわち全員が反対する場合に限り否決とする。言い換えれば、賛成者が1名でもいれば採決となる。
ネガティブコンセンサスではメンバー中に反対者がいても採決が妨げられないという特徴がある。審議に参加した紛争当事国が裁定への不満から反対を表明したとしても、それだけで手続きが滞ることはなく、迅速に手続きが進められる。当事国が採決に不満がある場合、上級委員会への申し立てを通じて再審査を要請することができる。
- ネガティブコンセンサスのページへのリンク