ライゲートの大地主
ライゲートの大地主
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 06:49 UTC 版)
「ライゲートの大地主」(ライゲートのおおじぬし、The Reigate Squire、The Reigate Squires、The Reigate Puzzle)は、イギリスの小説家、アーサー・コナン・ドイルによる短編小説。シャーロック・ホームズシリーズの一つで、56ある短編小説のうち19番目に発表された作品である。イギリスの『ストランド・マガジン』1893年6月号、アメリカの『ハーパーズ・ウィークリー』1893年6月17日号に発表。同年発行の第2短編集『シャーロック・ホームズの思い出』(The Memoirs of Sherlock Holmes) に収録された[2]。
- ^ 冒頭で「1887年の春」とあり、少し後でリヨンにいるホームズの病気を知ったのが「4月14日」で、「それ(4月14日)から24時間後にリヨンに行く」→「リヨン着から3日目にベーカー街に帰る」→「リヨンから帰って1週間後にヘイター大佐の家に行く」とあり、付いたその晩に殺人事件発生の報が入った。
- ^ ジャック・トレイシー『シャーロック・ホームズ大百科事典』日暮雅通訳、河出書房新社、2002年、370頁
- ^ 『ハーパーズ・ウィークリー』の編集者が Squires(地主)という単語をアメリカの民主主義に対する侮辱と考え、改題してしまった。 - コナン・ドイル著、ベアリング=グールド解説と注『詳注版シャーロック・ホームズ全集3』小池滋監訳、筑摩書房〈ちくま文庫〉、1997年、182頁
- ^ リチャード・ランセリン・グリーンによれば、『ストランド・マガジン』の挿絵を担当したシドニー・パジェットの1893年の帳簿に「The Reigate Puzzle」と記されていることから、打ち合わせの時点では Puzzle が使用されていたと考えられる。 - コナン・ドイル著、クリストファー・ローデン注・解説『シャーロック・ホームズ全集 第4巻 シャーロック・ホームズの思い出』小林司・東山あかね、高田寛訳、河出書房新社、1999年、485頁
- ^ 『シャーロック・ホームズの冒険』から『シャーロック・ホームズ最後の挨拶』までに収録された、44編の短編から選出した。 - マシュー・バンソン編著『シャーロック・ホームズ百科事典』日暮雅通監訳、原書房、1997年、XXI頁
- ^ コナン・ドイル著、ベアリング=グールド解説と注『詳注版 シャーロック・ホームズ全集3』小池滋監訳、筑摩書房〈ちくま文庫〉、1997年、182頁
- 1 ライゲートの大地主とは
- 2 ライゲートの大地主の概要
- 3 外部リンク
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