ヨークシャー・リッパー誕生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/19 15:58 UTC 版)
「ピーター・サトクリフ」の記事における「ヨークシャー・リッパー誕生」の解説
同年6月25日の夜、靴屋の店員だった女性をハンマーで殴打した後に刺殺(逮捕後サトクリフは否認)。彼女は売春婦が多く住んでいる場所に住んでいたことから、彼が売春婦と勘違いして殺したという説や、彼の犯行を真似た模倣犯の仕業という説あり。いずれにしても、売春婦でない女性が殺害されて、ようやく警察も本格捜査に乗り出す一方、世間ではヨークシャー・リッパーに関する憶測と警察への批判がヒートアップしていった。 同年7月9日の深夜、交渉成立した売春婦を自家用車に乗せた後、相手をハンマーで殴打してナイフで切りつけるが、殺人は未遂に終わる。 同年10月1日の深夜、交渉成立した売春婦を自家用車に乗せて、墓場でセックスした後、約束の5ポンド札を渡して、相手をハンマーで殴打して刺殺。殺害後、彼女に渡した5ポンド札が新札で、しかも数日前の給料日に渡されたものと気づき、サトクリフは証拠隠滅のため犯行現場に戻っている。殺害からすでに1週間以上が経過していたが、遺体はまだ発見されていなかった。しかし、渡した5ポンド札はもちろん、ハンドバッグすら発見できなかった。そこで捜査をかく乱させるため、遺体の顔面や首に損傷を与えて細工する。売春婦である身元が判明できず、世間を騒がせているヨークシャー・リッパーの仕業でないように見せかけるためだった。しかし翌日、遺体が発見されて指紋から身元が特定。さらに遺体のすぐそばにハンドバッグも発見、中にあったサトクリフが渡した5ポンド札の番号から取引銀行が判明。その銀行で5ポンド札を手にしたと思われる人物が5000人いる事実までしか警察は把握できなかった。 同年12月14日の深夜、交渉成立した売春婦を自家用車に乗せて、相手をハンマーで殴打するも、近所にいた犬が激しく吠えたので殺人は未遂に終わる。
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