モーゼの石
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/27 15:25 UTC 版)
ネゲブ沙漠(صحراء النقب ナカブ沙漠)のベドウィンは瀝青頁岩から油をつくっていた。それはムーサー廟の近隣地域から見つかるものだった。ベドウィンはその岩を「モーゼの石」(احجار موسى イフジャール・ムーサー)と呼んでいた。ベドウィンはナビー・ムーサー地域の聖性を信じるのみならず、神がモーゼが葬られたこの地を「火の石」と井戸で祝福したと信じた。タウフィーク・カナーンはその著者『回教の聖人と聖域』(1927年)において、廟の近くの黒い石は火の中に置くと燃え、護符を造るのにも使われると述べた。その場合は、石を方形と三角形に切り、護りの章句を彫るのであった。
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