モンドの磔刑とは? わかりやすく解説

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モンドの磔刑

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/02 19:12 UTC 版)

モンドの磔刑』(モンドのたっけい、: La Crocifissione Mond, : The Mond Crucifixion)として知られる『キリストの磔刑と聖母マリア、聖人、天使』(: The Crucified Christ with the Virgin Mary, Saints and Angels)は、盛期ルネサンスイタリアの巨匠ラファエロ・サンツィオが1502年から1503年に制作した祭壇画である。油彩。ラファエロが最初期に制作した作品の1つで、チッタ・ディ・カステッロサン・ドメニコ教会英語版のガヴァーリ家埋葬礼拝堂のために制作された[1][2][3][4]。ラファエロの祭壇画としては第2作目にあたり、エヴァンジェリスタ・ダ・ピアン・ディ・メレートと共同で制作したサンタゴスティーノ教会バロンチ家埋葬礼拝堂の祭壇画『トレンティーノの聖ニコラウスの戴冠』(Incoronazione di San Nicola da Tolentino)に次いで制作された。ただし、ラファエロが単独で制作した祭壇画としては最初のものである[1]。『モンドの磔刑』という通称は所有者ルードウィッヒ・モンドにちなんでいる。現在はロンドンナショナル・ギャラリーに所蔵されている[2][3][4]


  1. ^ a b c 『西洋絵画作品名辞典』p.861。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o The Mond Crucifixion”. ナショナル・ギャラリー公式サイト. 2023年1月13日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j Studying Raphael: frames, Framing the Mond Crucifixion”. ナショナル・ギャラリー公式サイト. 2023年1月13日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j Raphael”. Cavallini to Veronese. 2023年1月13日閲覧。
  5. ^ The Miracle of St. Eusebius of Cremona”. 国立古美術館公式サイト. 2023年1月13日閲覧。
  6. ^ Predella panel of the Gavari altarpiece (San Domenico, Città di Costello): St. Jerome Saving Sylvanus and Punishing the Heretic Sabinianus”. ノースカロライナ美術館公式サイト. 2023年1月13日閲覧。


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