モンキーの(乗)り
モンキー乗り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/08 16:44 UTC 版)
モンキー乗り(モンキーのり、英:Monkey crouch, Monkey seat)は、競馬における騎乗法の一つ[1]。鞍に腰を下ろさず、乗馬の一般的様式よりも短く設定された鐙の上に立ち、腰を浮かせて背を丸め、膝でバランスを取りながら前傾姿勢で騎乗する方法。18世紀にアメリカで生まれたとされ、20世紀初頭から世界的に普及した。名称は、普及の契機を作ったアメリカ人騎手・トッド・スローン(英語版)がイギリスで初めて騎乗した際、その姿勢が「枝の上の猿(Monkey on a stick)」と喩えられたことによる[2][3]。日本ではモンキー乗り以前に主流だった、鞍に腰を下ろして馬の背と垂直の姿勢を保つ騎乗法を天神乗りと呼ぶ[1][4]。
- ^ a b “モンキー乗り(競馬用語辞典) JRA”. www.jra.go.jp. 2023年3月17日閲覧。
- ^ Ken de la Bastide (2010年7月5日). “The original 'Yankee Doodle Dandy' was from Miami County”. Kokomo Tribune. 2011年1月8日閲覧。
- ^ 山本(2005)p.72
- ^ a b “天神乗り(競馬用語辞典) JRA”. www.jra.go.jp. 2023年3月17日閲覧。
- ^ 早坂(1987)p.102
- ^ a b c 『書斎の競馬(5)』pp.99-100
- ^ 山本(2005)p.78
- ^ 山本(2005)pp.74-75
- ^ 山本(2005)pp.84-86
- ^ 『馬事功労十九氏事蹟』pp.85-86
- ^ a b c d e 『優駿』1998年3月号 p.13
- ^ デットーリ(1998)p.47
- ^ デットーリ(1998)p.48
- ^ 『書斎の競馬(14)』(飛鳥新社、2000年 ISBN 978-4870314146)p.99
- ^ 早坂(1987)pp.103-104
- ^ 日本中央競馬会発行『日本レース倶楽部五十年史小史・解説編』1970年,扉および24頁。
- ^ 若野(1974)pp.233-234
- ^ 早坂(1987)p.106
- ^ 『馬づくり60年』p.61
- ^ 早坂(1987)pp.106-109
- ^ 『優駿』1998年3月号 p.14
- ^ “サンデー産駒が減るにつれて変わってきた騎乗技術。”. Number web (2013年5月18日). 2014年10月26日閲覧。
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