モザイク卵とは? わかりやすく解説

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モザイク‐らん【モザイク卵】

読み方:もざいくらん

卵の各部分の将来分化する器官組織が、発生のごく初期から決められている卵。卵の一部欠如すると、それに対応する器官を欠く幼生ができる。ツノガイ・ホヤ・クシクラゲなど。⇔調整卵


モザイク卵

英訳・(英)同義/類義語:mosaic egg

動物の卵で、実験的に卵割初期割球分離する不完全な個体発生が起こる卵。逆が調節卵

決定性卵割

同義/類義語:モザイク卵
英訳・(英)同義/類義語:determinate cleavage

卵割初期から娘細胞発生運命決まっているタイプ卵割で、前口動物見られる。モザイク卵。
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現象や動作行為に関連する概念:  気孔蒸散  気管呼吸  水平伝播  決定性卵割  活動電位  活動電流  活性化

モザイク卵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/17 05:57 UTC 版)

モザイク卵(もざいくらん、mosaic egg)とは、胚発生に於いて、その初期に一部が失われた場合、その失われた部分に応じて、一部が欠損したに成長するものを指す。これに対して、ごく初期の胚であれば、その一部分が失われても完全な胚を生じるものを調節卵 regulation egg という。


  1. ^ 田宮他編(1958)p.101-103
  2. ^ 田宮他編(1958)p.102
  3. ^ 岡田(1966)p.129
  4. ^ 団(1987),p.53,54
  5. ^ 以下、主として岡田・木原(1950),p.57-58
  6. ^ 吉川・西沢他(1969),p.74
  7. ^ これは実験発生学の最初期の研究であり、ある意味でルーと栄冠を分けるべきものである。もっとも彼はその後に歯科医に転向し、だがそれも止めて再び生物学に戻って細菌を研究、しかし健康を害して37歳で死んだ。
  8. ^ 岡田・木原(1950),p.60-61
  9. ^ 以下、田宮他編(1958),p.99-100
  10. ^ 東中川他(2008),p.85
  11. ^ 八杉(1950)p.80


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