メタクラスとは? わかりやすく解説

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メタクラス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/25 17:05 UTC 版)

オブジェクト指向プログラミングにおいてメタクラスとは、インスタンスがクラスとなるクラスのことである。通常のクラスがそのインスタンスの振る舞いを定義するように、メタクラスはそのインスタンスであるクラスを、そして更にそのクラスのインスタンスの振る舞いを定義する。全てのオブジェクト指向プログラミング言語でメタクラスが利用できるわけではない。利用できるものの中でもクラスの振る舞いが定義できる範囲は様々である。各言語はそれぞれ独自のメタオブジェクトプロトコル(MOP)を備えている[1]。メタオブジェクトプロトコルとは、クラスそのものの挙動をもオブジェクト指向のルールで記述し、初期化やインスタンス化のルール、実行状態の管理などをカスタマイズする機構である。SmalltalkCommon Lispが代表的である。


  1. ^ Ira R. Forman and Scott Danforth (1999). Putting Metaclasses to Work. ISBN 0-201-43305-2 
  2. ^ IBM Metaclass programming in Python, parts 1 Archived 2008年9月3日, at the Wayback Machine., 2 and 3
  3. ^ Artima Forum: Metaclasses in Python 3.0 (part 1 of 2) (part 2 of 2)
  4. ^ David Mertz. “A Primer on Python Metaclass Programming”. ONLamp. 2003年4月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年6月28日閲覧。
  5. ^ プログラミング言語 Ruby』、p.278
  6. ^ プログラミング言語 Ruby』、pp.287-290
  7. ^ An implementation of mixins in Java using metaclasses


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