マラヤーラム文字とは? わかりやすく解説

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マラヤーラム文字

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/12 06:39 UTC 版)

マラヤーラム文字(マラヤーラムもじ、マラヤーラム語: മലയാളലിപി, malayāḷalipi、: Malayalam script)は、インド南部の主にケーララ州で話されているマラヤーラム語を筆記するために使用される文字。歴史的にはグランタ文字タミル文字及びヴァッテルットゥ文字の影響が加わって出来た文字である。現行の字母表については、しばしば、17世紀頃(文献によっては16世紀)に活躍した詩人トゥンチャットゥ・ラーマーヌジャン・エルッタッチャン(തുഞ്ചത്ത് രാമാനുജൻ എഴുത്തച്ഛൻ, Tuñcattŭ Rāmānujan Eḻuttacchan)の功績により普及したとされ、彼は文学上の業績を称える意味も含めてマラヤーラム語の父と呼ばれ、敬愛されている[1][2]。それ以前には、一般には、マラヤーラム語の表記にはヴァッテルットゥが用いられた。現在に近いマラヤーラム文字体系が完成したのちでも、ヴァッテルットゥ及びその変種は19世紀頃まで完全には廃れなかった。


  1. ^ Thunchathu Ezhuthachan”. Information & Public Relations Department, Government of Kerala. 2009年10月29日閲覧。
  2. ^ Malayalam Script Details” (PDF). विश्वभारत @ tdil. Department of Information Technology, Government of India (2002年4月). 2009年9月24日閲覧。
  3. ^ 世界の文字研究会 編 『世界の文字の図典』(普及版)吉川弘文館、2009年、271頁。ISBN 978-4-642-01451-9 


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