ブローカーとジョバーの解体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/21 10:15 UTC 版)
「ビッグバン (金融市場)」の記事における「ブローカーとジョバーの解体」の解説
マーチャント・バンク勢が発表した買収計画は、以下の通りである。 S.G.ウォーバーグ→アクロイド・スミザース(ジョバー) N・M・ロスチャイルド&サンズ→スミス・ブラザース(ジョバー) サミュエル・モンタギュー(ミドランド銀行子会社)→W.グリーンウェル(ブローカー) ハンブロス→ストラウス・ターブル(ブローカー) モルガン・グレンフェル→ピンチン・デニー(ジョバー)、ペンバー・アンド・ボイル(ブローカー) クラインワート→グリーブソン・グラント(ブローカー) ヒル・サミュエル→ウッド・マッケンジー(ブローカー) シュローダー→ヘルベルト・ウォッグ(ブローカー) ベアリングス銀行→ウィルソン・アンド・ウォルフォード(ジョバー) 1985年まで、ロンドン市場には400もの外国銀行が参加していた。海外金融機関の発表した買収計画は次の通りである。 セキュリティー・パシフィック(Security Pacific Bank)→ホア・ゴベット(ブローカー)とC.T.ピュレイ(ジョバー) シティコープ→ヴィッカース・ダコタ、 Scrimgeour Vickers、J.E.デヴィ(ブローカー) スカンディア(Skandia)→キルター・グッディソン(ブローカー) シェアソン・リーマン→ L. Messel & Co.(ブローカー) オーストラリア・ニュージーランド銀行子会社グリンドレイ・バンク→ケーペル・キュアマイヤース(ブローカー) 香港上海銀行→ジャームス・ケーペル(ブローカー) UBS→Phillips & Drew(ブローカー)とJ.モウルスダール(ジョバー) チェース・マンハッタン→ラウリー・ミルバンク、サイモン・アンド・コーラス(ブローカー) バンカメの核(North Carolina National Bank)→パンミュア・ゴードン(ブローカー) バンク・ブリュッセル・ランバート→ウィリアム・ド・ブロー・ヒル・チャップリン(ブローカー) クレディ・スイス→ブックマスター・アンド・ムーア(ブローカー) アラブ・インターナショナル(Banque arabe internationale d'investissement)→シェパード・アンド・チェース(ブローカー) CIBC→グレンフェル・アンド・コールスグレイブ メリルリンチ→A.B.ギルス・アンド・クレスウェル(ジョバー) パリバ→キルター・グッディソン(ブローカー) ソシエテ・ジェネラル→ストラウス・ターンブル ロンバー・オディエ→マーシャル(ブローカー) 1986年、コーンヒル保険(Cornhill Insurance plc)がデフォルト(Cornhill Insurance plc v Improvement Services Ltd)によりアリアンツに買収された。コーンヒル保険は、かつて王立取引所が置かれ、ロイズのアンダーライターたちが詰めるコーンヒル(Cornhill)と共に、英国金融の伝統をつくってきた。そのようなコーンヒル保険で、1970年からは、セカンダリー・バンキングを支えた最後の供給省大臣オーブレー・ジョーンズ(Aubrey Jones)が重役をやっていた。 ブローカー・ジョバーを従えた銀行と、巨大化した保険会社は、共に銀行間取引市場でマーケットメイクを主導した(SEMBs)。
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