フリッツの死
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/30 09:06 UTC 版)
「フリッツ・ザ・キャット」の記事における「フリッツの死」の解説
映画版フリッツ・ザ・キャットを嫌ったクラムは、映画会社にこれ以上の新作を作らせない為にフリッツを殺してしまった。1972年に掲載された Fritz the Cat "Superstar"(スーパースター・フリッツ・ザ・キャット)で、フリッツは尊大で横柄なハリウッドの有名映画スターとして描かれ、際限無く続編を作り続ける彼のエージェントと2人の映画プロデューサー達に食い物にされている。このプロデューサーはラルフ・バクシ(ハトとして描かれる)とスティーブ・クランツ(サングラスを掛けたイノシシとして描かれる)の戯画化である。フリッツのエージェントはオオカミとして描かれる。 テレビ出演の録画の後に、フリッツは彼とのセックスを渇望する神経症的な元愛人のダチョウ女アンドレア・オストリッチに誘われる。アンドレアのアパートでは、フリッツは彼女を無視して自分の登場したテレビ番組の視聴に没頭し、彼女が繰り返し自殺してやると脅しても無視し続ける。番組が終わると、フリッツはアンドレアがソファの下に頭を突っ込んでいるのに気付き、尻に一発蹴りを入れてから立ち去る。アパートの部屋を出たところで、背後からアンドレアがフリッツの頭にアイスピックを突き立てる。最後のコマの半開きのドアの後で怯えている人物か、あるいはフリッツの死体に向けて、「violence in the media(メディアにおける暴力)」とのキャプションが示される。フリッツを葬って以降、クラムはフリッツが登場する作品を一切描いていない。
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