フライ級時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 22:31 UTC 版)
階級をフライ級に上げたアルセは、正規王者のポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)に挑むためフセイン・フセイン(オーストラリア)とWBC世界フライ級挑戦者決定戦を行い、10回TKO勝利を収めポンサクレックへの挑戦権を獲得したが当時正規王者のポンサクレックは怪我のためタイトル戦が出来ない状態であったため、WBCはアルセとアンヘル・ピリオロ(コロンビア)との対戦を暫定王座決定戦とした。この試合にアルセは3回2分45秒TKO勝利を挙げ、WBC世界フライ級暫定王座を獲得した。 その後、ポンサクレックとの間で王座統一戦が行われるべきであったが両者の間で対戦条件が合わず、統一戦が行われないまま正規王者と暫定王者の2人の王者が存在し、それぞれが防衛戦を行うという異例の状態が1年間以上続き、ついに対戦が行われないまま、アルセは4度防衛した暫定王座を返上した。 なぜ、対戦条件が合わなかったか詳細は不明だが、どうしても対戦場所を自身の祖国であるタイにしたいポンサクレック側のオファーと、アルセ側の要求するファイトマネーの折り合い(タイ開催の場合、必然的にファイトマネーは低めになるため)がつかなかった、といわれている。
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