パガン朝とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 政治 > 国家 > 王朝 > パガン朝の意味・解説 

パガン‐ちょう〔‐テウ〕【パガン朝】

読み方:ぱがんちょう

Paganビルマ人による最初統一王朝1044年、アノーラータが創始。都はパガン(現バガン)。ほぼ現在のミャンマー全域支配し仏教普及させ、ビルマ文字作り、独自の文化開花させた。1287年元に滅ぼされた。


パガン王朝

(パガン朝 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/16 21:02 UTC 版)

パガン王朝(パガンおうちょう、ビルマ語: ပုဂံခေတ်)は現在のミャンマーに存在した、ビルマ族最初の王朝である。ビルマ語による年代記(ビルマ語王統史)での雅称はアリー・マッダナ・プーラ(征敵の都)である[2]首都パガン。「パガン」とは「ピュー族の集落」を意味する「ピュー・ガーマ」が転訛したものと考えられている[2]。国王が55代続いたと言うことが一連の伝統的な王統史には書かれてあるが、出土品と碑文によってこの論はおおむね否定されている[3]。43代以前の王で唯一碑文に名前が刻まれているのはソー・ヤハンであるが、それでさえも彼が王であったことを実証しているとは言い難い[3]


注釈

  1. ^ ビルマ語年代記にはベンガル地方のパティカヤの王が放った刺客によって暗殺されたと書かれる[11]

出典

  1. ^ 太田「パガン」『アジア歴史事典』
  2. ^ a b 大野『謎の仏教王国パガン』、100頁
  3. ^ a b c 大野『謎の仏教王国パガン』、130頁
  4. ^ 石澤、生田『東南アジアの伝統と発展』、195頁 大野『謎の仏教王国パガン』、120-123頁
  5. ^ 大野『謎の仏教王国パガン』、127頁
  6. ^ 大野『謎の仏教王国パガン』、125頁
  7. ^ 大野『謎の仏教王国パガン』、137頁
  8. ^ 大野『謎の仏教王国パガン』、135-136頁
  9. ^ a b c 大野『謎の仏教王国パガン』、133頁
  10. ^ 大野『謎の仏教王国パガン』、175-177頁
  11. ^ G.E.ハーヴェイ『ビルマ史』、74,78,484頁
  12. ^ 伊東「イラワジ川の世界」『東南アジア史 1 大陸部』収録、121頁 大野『謎の仏教王国パガン』、177頁
  13. ^ 大野『謎の仏教王国パガン』、178頁
  14. ^ G.E.ハーヴェイ『ビルマ史』、81頁
  15. ^ 伊東「イラワジ川の世界」『東南アジア史 1 大陸部』収録、121頁
  16. ^ 伊東「イラワジ川の世界」『東南アジア史 1 大陸部』収録、131頁
  17. ^ 大野『謎の仏教王国パガン』、208頁
  18. ^ 大野『謎の仏教王国パガン』、211頁 伊東「イラワジ川の世界」『東南アジア史 1 大陸部』収録、132頁
  19. ^ 大野『謎の仏教王国パガン』、213頁
  20. ^ 大野『謎の仏教王国パガン』、214頁
  21. ^ 『元史』巻211、列伝第97、外夷3、緬、大徳4年の条
  22. ^ 『元史』巻211、列伝第97、外夷3、緬、大徳5年の条
  23. ^ 大野「パガンの歴史」『東南アジア史 東南アジア古代国家の成立と展開』収録、99頁
  24. ^ a b 大野『謎の仏教王国パガン』、56頁
  25. ^ G.E.ハーヴェイ『ビルマ史』、116頁
  26. ^ 大野『謎の仏教王国パガン』、141頁
  27. ^ 大野『謎の仏教王国パガン』、138-141頁
  28. ^ 大野「パガンの歴史」『東南アジア史 東南アジア古代国家の成立と展開』収録、111頁 大野『謎の仏教王国パガン』、205頁
  29. ^ a b 大野『謎の仏教王国パガン』、206頁
  30. ^ 大野『謎の仏教王国パガン』、63-64頁 伊東「イラワジ川の世界」『東南アジア史 1 大陸部』収録、126頁
  31. ^ a b 大野『謎の仏教王国パガン』、182頁
  32. ^ 大野『謎の仏教王国パガン』、183頁
  33. ^ a b 伊東「イラワジ川の世界」『東南アジア史 1 大陸部』収録、123-124頁
  34. ^ 伊東「エーヤーワディ流域における南伝上座仏教政治体制の確立」『東南アジア史 東南アジア古代国家の成立と展開』収録、291-292頁
  35. ^ G.E.ハーヴェイ『ビルマ史』、111頁
  36. ^ 大野『謎の仏教王国パガン』、185頁
  37. ^ 大野『謎の仏教王国パガン』、186頁
  38. ^ 大野『謎の仏教王国パガン』、190頁
  39. ^ 大野「パガンの歴史」『東南アジア史 東南アジア古代国家の成立と展開』収録、103頁
  40. ^ G.E.ハーヴェイ『ビルマ史』、88頁
  41. ^ 収穫物の詳細については大野『謎の仏教王国パガン』、197頁を参照
  42. ^ G.E.ハーヴェイ『ビルマ史』、115頁
  43. ^ 大野『謎の仏教王国パガン』、195-196頁
  44. ^ 大野『謎の仏教王国パガン』、196頁
  45. ^ 大野『謎の仏教王国パガン』、149-150,196-197頁
  46. ^ a b 大野『謎の仏教王国パガン』、198頁
  47. ^ 石澤、生田『東南アジアの伝統と発展』、198頁
  48. ^ 大野『謎の仏教王国パガン』、136頁
  49. ^ 石澤、生田『東南アジアの伝統と発展』、201-202頁
  50. ^ 大野『謎の仏教王国パガン』、142頁 伊東利勝「イラワジ川の世界」『東南アジア史 1 大陸部』収録、126頁
  51. ^ 伊東「イラワジ川の世界」『東南アジア史 1 大陸部』収録、126頁 大野『謎の仏教王国パガン』、84-85頁
  52. ^ 大野『謎の仏教王国パガン』、134頁
  53. ^ 伊東編『ミャンマー概説』、92頁
  54. ^ 大野『謎の仏教王国パガン』、84-85頁
  55. ^ 伊東「エーヤーワディ流域における南伝上座仏教政治体制の確立」『東南アジア史 東南アジア古代国家の成立と展開』収録、301-302頁
  56. ^ a b 伊東「イラワジ川の世界」『東南アジア史 1 大陸部』収録、131頁
  57. ^ 石澤、生田『東南アジアの伝統と発展』、203頁
  58. ^ 石澤、生田『東南アジアの伝統と発展』、204頁
  59. ^ 南田「芸術と文学」『もっと知りたいミャンマー』、153頁
  60. ^ a b 伊東「イラワジ川の世界」『東南アジア史 1 大陸部』収録、121頁
  61. ^ 伊東「イラワジ川の世界」『東南アジア史 1 大陸部』収録、122頁
  62. ^ a b 伊東「イラワジ川の世界」『東南アジア史 1 大陸部』収録、127頁
  63. ^ 大野『謎の仏教王国パガン』、198,200頁
  64. ^ 大野『謎の仏教王国パガン』、199頁
  65. ^ 大野「パガンの歴史」『東南アジア史 東南アジア古代国家の成立と展開』収録、107頁
  66. ^ 伊東「イラワジ川の世界」『東南アジア史 1 大陸部』収録、127-128頁
  67. ^ 南田「芸術と文学」『もっと知りたいミャンマー』、153-154頁
  68. ^ a b 大野『謎の仏教王国パガン』、177頁
  69. ^ a b 伊東編『ミャンマー概説』、113頁
  70. ^ a b 伊東編『ミャンマー概説』、119頁
  71. ^ 大野『謎の仏教王国パガン』、159頁
  72. ^ 南田「芸術と文学」『もっと知りたいミャンマー』、156頁
  73. ^ 大野『謎の仏教王国パガン』、64頁
  74. ^ a b G.E.ハーヴェイ『ビルマ史』、488頁
  75. ^ G.E.ハーヴェイ『ビルマ史』、86-87頁
  76. ^ 大野『謎の仏教王国パガン』、114頁
  77. ^ 『宋史』巻489、列伝第248、外国5、蒲甘
  78. ^ 大野『謎の仏教王国パガン』、35頁
  79. ^ 大野『謎の仏教王国パガン』、31-34頁
  80. ^ 大野『謎の仏教王国パガン』、33頁
  81. ^ 大野『謎の仏教王国パガン』、38頁


「パガン王朝」の続きの解説一覧



パガン朝と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「パガン朝」の関連用語

1
ニャウン‐ウー デジタル大辞泉
78% |||||

2
アーナンダー寺院 デジタル大辞泉
72% |||||

3
シュエズィーゴン・パゴダ デジタル大辞泉
72% |||||

4
タビニュ寺院 デジタル大辞泉
58% |||||

5
ティーローミンロー寺院 デジタル大辞泉
58% |||||

6
ナガヨン寺院 デジタル大辞泉
58% |||||

7
マヌーハ寺院 デジタル大辞泉
58% |||||

8
カックー デジタル大辞泉
54% |||||

9
グービャウッジー寺院 デジタル大辞泉
54% |||||

10
ゴドーパリーン寺院 デジタル大辞泉
54% |||||

パガン朝のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



パガン朝のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのパガン王朝 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS