ハワード・グラッブとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ハワード・グラッブの意味・解説 

ハワード・グラッブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/14 09:12 UTC 版)

ハワード・グラッブ

ハワード・グラッブ(Sir Howard Grubb, FRS, 1844年7月28日 - 1931年9月16日)はアイルランドダブリン生まれの天体望遠鏡の設計者である。

人物

天体望遠鏡メーカーのグラッブ商会を設立したトーマス・グラッブの8人の子供の1人である。子供の頃から光学に親しんだ。土木工学を学んだ後、1864年に父の会社に加わると、天体望遠鏡の製作者として高い評価を得た。イギリス最大の屈折望遠鏡であるグリニッジ天文台の28インチ望遠鏡などを製作した。1883年に王立協会[1]、1870年に王立天文学会の会員に選ばれ、1887年、ナイトを叙勲した。ダブリン王立協会の会員を長く務め、名誉事務局長、副会長などを務めた。

グラップ商会は1925年にチャールズ・アルジャーノン・パーソンズに買収されグラッブ・パーソンズ社(Sir Howard Grubb, Parsons and Co. Ltd)になるが現在も大型望遠鏡のメーカーとしても有名である。第1次世界大戦中は照準器を製作し、優れた潜望鏡を設計した。

グラッブの設計した望遠鏡にはウィーン天文台の27インチ望遠鏡(1878年)、アーマー天文台の10インチ屈折望遠鏡(1882年)などもあり、いくつかは現在も使用されている。

出典

  1. ^ "Grubb; Sir; Howard (1844 - 1931)". Record (英語). The Royal Society. 2012年1月14日閲覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ハワード・グラッブ」の関連用語

ハワード・グラッブのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ハワード・グラッブのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのハワード・グラッブ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS