デバイス管理の仕様
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/11 08:00 UTC 版)
「Mobile Device Management」の記事における「デバイス管理の仕様」の解説
Open Mobile Alliance (OMA) は、OMAデバイス管理(英語版)と呼ばれるプラットフォームに依存しないデバイス管理プロトコルを定めた。仕様はオープン標準の一般的な定義を満たす。つまり、仕様は自由に利用、実装することができる。 PDAや携帯電話などのいくつかの携帯端末でサポートされている。 スマートメッセージは、テキストSMSベースのプロビジョニングプロトコルである。着信音、予定入力のためのプロトコルだが、ftp、telnet、SMSC番号、電子メール設定などのサービス設定もサポートされている。 OMAクライアントプロビジョニングは、バイナリSMSベースのサービス設定プロビジョニングプロトコルである。 Nokia-Ericsson OTAは、バイナリSMSベースのサービス設定プロビジョニングプロトコルであり、主に古いNokiaおよびEricsson携帯電話向けに設計されている。 OTAプログラミング(英語版)機能 (OTA: Over-The-Air) は、携帯ネットワークオペレーターおよびエンタープライズグレードの携帯端末管理ソフトウェアの主要コンポーネントと見なされている。OTAプログラミングには、単一の携帯端末、携帯端末のフリート全体、またはITで定義された携帯端末のセットをリモートで構成する機能がある。これにより、ソフトウェアとOSの更新を通知したり、デバイスをリモートでロックやワイプしてデバイスの紛失または盗難時にデバイスに保存されているデータを保護したり、リモートトラブルシューティングを行うことができる。 OTAコマンドは、バイナリSMSメッセージとして送信される。バイナリSMSは、バイナリデータを含むメッセージのことである。 携帯端末管理ソフトウェアを使って、企業のIT部門は企業全体で使用される多くの携帯端末を管理することができる。その結果、OTA機能に対する需要が高まっている。 MDMインフラの一部としてOTA SMSを使用している企業は、OTAメッセージの送信が確実に行える必要がある。そのため、SMSゲートウェイプロバイダーは高レベルの品質と信頼性の提供を求められる。
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