ソドム百二十日あるいは淫蕩学校
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『ソドム百二十日あるいは淫蕩学校』(ソドムひゃくにじゅうにちあるいはいんとうがっこう、フランス語: Les Cent Vingt Journées de Sodome ou l’École du libertinage[1])は1785年にマルキ・ド・サドがバスティーユ牢獄で著した未完の小説である。サドの最初の本格的な作品だった。
- ^ プレイヤード叢書版によると「原稿では題名は数字で『ソドムの120日』と書かれていた。モーリス・エーヌ、ジブレ・レリやその他の註釈者の大部分もこの特殊な表記を忠実に尊重している。アニー・ル・ブリュンやジャン=ジャック・ポヴェールによる新版では(中略)表記の現代化のために文字に置き換えており、我々もこの表記を採用する。」(note 1 de la page 13 figurant page 1,134 du tome I des Œuvres de Sade de la Bibliothèque de la Pléiade, 1990, 1363 pages, ISBN 2-07-011190-3.)
- ^ Michel Delon, Sade en son temps, Éditions Textuel, 2007.
- ^ 澁澤龍彦は、作品自体はサドがバスチーユ牢獄に移された前後、「1784年いっぱいと、1785年10月までの期間」を費やして執筆されたと推測している。(澁澤龍彦『サド伯爵の生涯』209頁)
- '^ Fondation Bodmer - La bibliothèque Gérard Nordmann, Éros invaincu
- ^ “サドの「ソドム百二十日」、仏国宝に 競売での国外流出防ぐ”. www.afpbb.com (2017年12月19日). 2021年7月10日閲覧。
- ^ “サドの「ソドム百二十日」直筆原稿、仏政府が6億円で購入”. www.afpbb.com (2021年7月10日). 2021年7月10日閲覧。
- 1 ソドム百二十日あるいは淫蕩学校とは
- 2 ソドム百二十日あるいは淫蕩学校の概要
- 3 評価
- 4 参考文献
- 5 関連項目
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