ソウル劇場とは? わかりやすく解説

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ソウル劇場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/26 05:30 UTC 版)

ソウル劇場(ソウルげきじょう、: 서울극장、ソウルクッチャン)は、大韓民国映画館である[1][2][3][4][5][6][7]大韓帝国末期、同国が日本の保護国となった後の1907年(明治40年)、同国の首府・漢城府壽町(のちの京城府本町3丁目、現在のソウル特別市中区忠武路3街)に寄席芝居小屋壽座(ことぶきざ)として開館した[3]。1916年(大正5年)には京城劇場(けいじょうげきじょう)と改称[2]、1929年(昭和4年)2月13日には火災により焼失[8]、翌年1930年(昭和5年)早々に再建した[9]第二次世界大戦が始まる1940年(昭和15年)に映画館に転換[2]大映が買収して直営する[1][4][5]。戦後は1946年ころにソウル劇場と改称したのちに[10]、1958年に鞠快男朝鮮語版が買収、世紀劇場(せいきげきじょう、朝鮮語: 세기극장、セキクッチャン)と改称している。その後、1977年に映画監督の郭貞煥が買収、再度ソウル劇場と改称した[1][7]。現在はマルチプレックスシアター(シネマコンプレックス)であり、同館の英語表記はSeoul Cinemaである。


  1. ^ a b c d e 이[2002], p.87-88.
  2. ^ a b c d e f g h 이[2008], p.283.
  3. ^ a b c d e 한[2010], p.41.
  4. ^ a b c d e f g h 年鑑[1942], p.10-109.
  5. ^ a b c d e f g 年鑑[1943], p.504.
  6. ^ a b c d e f 대한극장 국쾌남 명예회장 별세 외 (朝鮮語)朝鮮日報、2007年11月17日付、2013年12月4日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g h i j k 충무로 대부' 곽정환 서울극장 회장 별세 (朝鮮語)聯合ニュース、2013年11月8日付、同年12月4日閲覧。
  8. ^ a b c 「昨曉京城劇場灰燼 被害十五萬圓」、東亜日報、1929年2月13日付。
  9. ^ a b c d 「불탄녯자리에 京城劇場再建 拾萬貳千圓豫算」、東亜日報、1930年3月1日付。
  10. ^ a b c d 박・김[2008], p.11, 51.
  11. ^ 総覧[1930], p.599.
  12. ^ 임[2004], p.327.
  13. ^ 해방뉴쓰 특보 No1 (朝鮮語)韓国映画データベース、2013年12月5日閲覧。
  14. ^ a b 새롭게 보는 한국보도영상사5 해방 조선의 영사가들 (朝鮮語)、韓国放送カメラ記者協会、2012年7月24日付、2013年12月4日閲覧。
  15. ^ 芸総ほか[1999], p.197.
  16. ^ 생명 (朝鮮語)、韓国映画データベース、2013年12月5日閲覧。
  17. ^ 심판 (朝鮮語)、韓国映画データベース、2013年12月5日閲覧。
  18. ^ 審判、コリア劇場・世紀劇場、1968年7月、2013年12月5日閲覧。
  19. ^ 로보트 태권 V (朝鮮語)、韓国映画データベース、2013年12月5日閲覧。
  20. ^ 독수리전선 (朝鮮語)、韓国映画データベース、2013年12月5日閲覧。
  21. ^ 독수리전선、大韓劇場・ソウル劇場、1977年9月、2013年12月5日閲覧
  22. ^ Jeong-hwan Kwak - IMDb(英語), 2013年12月4日閲覧。
  23. ^ a b 마지막겨울 서울극장 旧・세기극장、ソウル劇場、1978年9月、2013年12月5日閲覧。
  24. ^ 마지막 겨울 (朝鮮語)、韓国映画データベース、2013年12月5日閲覧。
  25. ^ 애마부인 (朝鮮語)、韓国映画データベース、2013年12月5日閲覧。


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