セックスツーリズム
英語:sex tourism
買春を主な目的とした観光旅行のこと。セックスツーリズムは、全世界で数十億ドル規模の産業だともいわれている。
一般的に、成人の観光者が旅行先で、成人の売春婦を対象として合法的な買春を行うことは問題視されない。セックスツーリズムが問題視されるのは、買春の対象が未成年であった場合や、性的虐待や人身売買が関係する場合などである。特に、未成年の児童を対象としたセックスツーリズムは、「児童セックスツーリズム(CST)」として分けられることもある。
セックスツーリズムを行う観光客(セックスツーリスト)の多くは先進国の男性であり、セックスツーリズムの目的地となるのは主に、本国よりも安い金額で買春を行うことができる場所である。そのような場所は往々にして貧困地域であり、特にタイ、カンボジア、メキシコ、ブラジルなどの発展途上国が、セックスツーリズムが盛んな国として挙げられることが多い。
なお、女性観光客によって行われる「女性セックスツーリズム」という概念も存在するが、これは男性のセックスツーリズムとは性質が異なる場合もあるといわれている。特にジャマイカなどでは、「ロマンスツーリズム」と呼ばれる、本国では体験できない「ロマンス」を主目的としたセックスツーリズムが行われているという。
買春ツアー
(セックスツーリズム から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/28 01:53 UTC 版)
買春ツアー(ばいしゅんツアー、sex tourism)とは、買春を目的で旅行することである。典型的には、先進国の男性が、物価の安い途上国で買春することである。実態は買春であるが、売春ツアーと表記されることもある。
- ^ 韓国人男性のアジア児童買春深刻=米国務省報告書2007年6月14日朝鮮日報
- ^ In Mongolia, sex tourism by S. Korean males leads to anti-Korean sentiment Hankyoreh (ハンギョレ Jul.15,2008)
- ^ 中国・海南島は韓国人向け「買春天国」2007年5月6日朝鮮日報
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