ジークフリートの出生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/02 01:27 UTC 版)
「ジークフリート (楽劇)」の記事における「ジークフリートの出生」の解説
前作『ワルキューレ』から本作までの経過は次のとおり。 ブリュンヒルデから神性を奪い、炎に包まれた岩山に彼女を眠らせたヴォータンは、その後「さすらい人」の姿をとって各地を放浪する。一方、森の中に逃れたジークリンデは、やがてジークフリートを生むが、難産のために産褥で死ぬ。ニーベルング族でアルベリヒの弟、ミーメが赤ん坊のジークフリートを引き取って養育した。 アルベリヒがラインの黄金を矯めて作り出した「支配の指環」は、大蛇と化して洞窟で眠るファーフナーの元にあった。指環を手に入れたいミーメは、ジークフリートを育ててファーフナーを退治させようとし、同時にジークムントの剣ノートゥングの破片を盗んで手に入れ、これを鍛え直そうとしていた。ミーメはジークフリートの両親を知っていたが、このことをジークフリートには語っていなかった。
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