サンブナンの原理
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サンブナンの原理(サンブナンのげんり、英: Saint-Venent's principle)とは、弾性力学において、弾性体の一部に作用している荷重をこれと静力学的に等価な荷重に置き換えても、荷重点から十分に遠く離れた領域では弾性体に生じる応力は同一になるという原理である[1]。ここでいう等価な荷重とは、力および力のモーメントの総計が等しいことを指す[2]。
- ^ 野田直剛; 谷川義信; 須見尚文; 辻知章 『基礎弾性力学』 (8版) 日新出版、1999年、93頁。ISBN 4-8173-0146-5。
- ^ a b 村上敬宜 『弾性力学』 養賢堂、2004年3月30日、第14版、36-37頁。ISBN 978-4842501215。
- ^ A. J. C. B. Saint-Venant, 1855, Memoire sur la Torsion des Prismes, Mem. Divers Savants, 14, pp. 233–560
- ^ 泉聡志; 酒井信介 『実践有限要素法シミュレーション』 森北出版、2010年、55頁。ISBN 978-4-627-92061-3。
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