サリー (機械)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > サリー (機械)の意味・解説 

サリー (機械)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/31 03:37 UTC 版)

サリー(SARRY)は、東京電力福島第一原子力発電所において、高濃度の放射能汚染水からセシウムを除去する装置のこと。第二セシウム吸着装置と呼称される。 汚染水は、まず、放射性物質の中でもセシウムやストロンチウムを除去するセシウム吸着装置、「キュリオン」または「サリー」に通され、その後、「淡水化装置」を経て、多核種除去設備「ALPS(アルプス)」を使った浄化処理がおこなわれる[1]。 SARRYはSimplified Active Water Retrieve and Recovery System(単純型汚染水処理システム)の略である。東芝(東芝エネルギーシステムズ)などが開発した。トラブルが相次いだ外国製の装置と比較し、構造がシンプルで故障に強いとされる。2011年8月16日より試運転を始め、19日に本格稼動を始めた。雑固体廃棄物減容処理建屋(高温焼却炉建屋)内に設置されている。


  1. ^ https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/osensuitaisaku_slurry.html
  2. ^ 第三セシウム吸着装置の設置に係る補足説明資料”. 東京電力ホールディングス株式会社 (2017年7月7日). 2019年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月17日閲覧。
  3. ^ セシウム吸着装置「サリー2」運転開始 福島第1原発・汚染水”. 福島民友ネット (2017年7月17日). 2019年7月17日閲覧。


「サリー (機械)」の続きの解説一覧

「サリー (機械)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「サリー (機械)」の関連用語

サリー (機械)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



サリー (機械)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのサリー (機械) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS