クローヴィス文化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/07 19:20 UTC 版)
クローヴィス文化(Clovis culture、リャノ文化複合Llano complexとも)は、後期氷期の終わり、放射性炭素年代測定によると13000B.P.(クローヴィス層と呼ばれる地層。en:Younger Dryas impact hypothesis)から8500B.P.(B.P.は、Before Presentの略で、1950年を基点として何年前かを表す。)とされる時期に北米を中心に現われた、独特な樋状剥離が施された尖頭器を特徴とするアメリカ先住民の石器文化である。編年上は、古インディアン期(w:Paleo-Indians、ないし石期Lithic)に属し、指標となる尖頭器が、1930年代にニューメキシコ州東部のリャノ・エスタカード(Llano Estacado)地方の町クローヴィス近郊のブラックウォーター・ドロウ(Black Water Draw)Ⅰ遺跡でマンモスの骨に共伴して発見されたことに由来する。クローヴィスの尖頭器は、テネシー州、ケンタッキー州などミシシッピ川中流域に集中するものの合衆国全域とメキシコでもかなり用いられており、アメリカ大陸全体に分布している。
- 1 クローヴィス文化とは
- 2 クローヴィス文化の概要
- 3 関連項目
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