キリストの受難 (メムリンク)とは? わかりやすく解説

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キリストの受難 (メムリンク)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/03 04:04 UTC 版)

キリストの受難』(キリストのじゅなん、: Passione di Cristo: Scenes from the Passion of Christ)は、ドイツ生まれの初期フランドル派の画家ハンス・メムリンクが1470年ごろ、バルト海地域産オーク上に油彩で制作した絵画である[1][2]。本作は、メムリンク作品の重要な側面の1つである叙事的作品シリーズの最初となるものであり[1]イエス・キリストの生涯の23の逸話を1つの構図の中に示している[2]が、中心となる主要場面はない。19の逸話は「受難」と「復活」に関するもので、 3つの逸話はエマウスへの路上英語版ガリラヤ湖で復活したキリストがマグダラのマリアに顕現したことに関するものである。絵画は、ブルッヘに駐在していたイタリア人銀行家トンマーゾ・ポルティナーリ英語版により委嘱されたもので、彼は画面下部左側で跪き、祈る寄進者の肖像として描かれている。彼の妻、マリア・バロンチェッリ (Maria Baroncelli) も画面下部右側で同様の姿勢で描かれている[1][2]


  1. ^ a b c d e f g Scenes from the Passion of Christ”. Web Gallery of Artサイト (英語). 2023年6月30日閲覧。
  2. ^ a b c d Passione di Cristo”. サバウダ美術館公式サイト (イタリア語). 2023年6月30日閲覧。
  3. ^ C.H.Beck 2002年、18項。


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