キャベリング効果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/11 13:46 UTC 版)
同じ密度で異なる水温と塩分を持つ海水同士が混合して、それらの中間の水温と塩分を持つ海水ができたときに、その混合海水の密度が元の海水の密度より高くなる現象をキャベリング効果(英: cabelling effect)という。 海水の密度は水温と塩分によって非線形的に決まり、塩分・水温を軸にしたグラフ上に等密度線を書くと、高温・低塩分(低密度)側に凸な曲線となる。1本の等密度線上にある2点の海水が混合した時、混合海水の状態は2点を結ぶ線分上に来るため、混合海水は元の海水の密度より高くなる。
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