カレハガ科
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カレハガ科(カレハガか、学名 : Lasiocampidae)は、昆虫綱チョウ目に属す科の一つである。
- 1 カレハガ科とは
- 2 カレハガ科の概要
カレハガ科
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ドクガ科と同様に毒針毛をもつ幼虫が知られている。ドクガ科の毒針毛の束は幼虫の背面の多くの体節にまたがって対を成して配列することが多いが、カレハガ科の幼虫の毒針毛の束は胸部に集中して帯状の塊になることが多い。ドクガ科と異なり、長く、肉眼でも容易に毛のように見える。刺激を受けた幼虫は胸部を腹側に湾曲させ、この毒針毛の束を突き出して外敵に叩きつけて防御する。毒針毛の束が2束ある場所が皮膚のひだの内部にあり、胸部を屈曲させたときにはじめて露出する種もある(カレハガ、マツカレハ、ツガカレハ、クヌギカレハ、ヤマダカレハなど)。中には、タケカレハやヨシカレハのように毒針毛の束を頭部付近と尾部付近に1束ずつもつ種もある。ドクガ科と同様に幼虫がさなぎになるときには繭の内側から毒針毛を突き刺して植えつけるため、繭に触れると危険である。しかし、ドクガ科とは異なり成虫にはこの毒針毛は付着しない。日本産のカレハガ科で毒性が強く危険なものは、マツカレハ、クヌギカレハ、タケカレハなどである。
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