ライオンズとオリオンズの遺恨
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ライオンズとオリオンズの遺恨(ライオンズとオリオンズのいこん)は、1973年から1974年にかけて太平洋クラブライオンズ(現在の埼玉西武ライオンズ)とロッテオリオンズ(現在の千葉ロッテマリーンズ)との間で繰り広げられた遺恨劇について記載する。
- ^ a b c 当時は宮城球場(現:楽天モバイルパーク宮城=東北楽天ゴールデンイーグルス本拠地)が実質的な本拠地(専用球場としての正式な届出は1974年から)であり、関東の試合は地方扱いでの開催だった(ジプシー・ロッテも参照)。また、当時の川崎球場は大洋ホエールズ(現在の横浜DeNAベイスターズ)が本拠地としていた。
- ^ a b c 朝日新聞1973年5月10日のスポーツ欄署名コラム「泥仕合どこまで」
- ^ 二宮清純『プロ野球「衝撃の昭和史」』(文春新書刊、2012年)P138-139の記述によれば、瓶に尿を詰めてその瓶を金田目がけて投げつけるファンもおり、物の投げ込みを注意したタクシー運転手がウイスキーの瓶で頭を殴られて救急搬送される事態も起きたという。
- ^ a b c “平和台球場 西鉄の本拠地、ファン暴発 選手は装甲バスで脱出”. 西日本新聞. (2016年12月15日)
- ^ これは坂井の発案であったといい、坂井が新聞で乱闘シーンの写真を見てすぐに新聞社に写真の提供を依頼するも拒否されたため、新聞の写真をそのまま複写して使用したという(二宮、前掲書、P130)。
- ^ 朝日新聞1974年5月30日
- ^ 二宮、前掲書、P139-140。
- ^ 3回表一死一塁で太平洋・東尾修の一塁ゴロをロッテが併殺で処理しようとした際、一塁走者が二塁でセーフになったことに気付くのが遅れ、審判にボールを手渡している間に太平洋に得点が入った。
- ^ 特に金田の実弟である金田留広投手は酒を顔面でまともに受けている。
- ^ 朝日新聞1974年9月8日。警告の主な内容は、観客の感情を刺激させるような監督および選手の言動やチームの対立抗争を助長し、これを客寄せにするような宣伝の禁止や球場内の酒類販売の自粛など。
- ^ 西鉄が3連覇を果たした1958年当時はリーグトップの約90万人だった観客動員数が西鉄最後の年の1972年には32万人まで落ち込んだ。それが太平洋初年度の1973年が87万人、1974年が78万人と増加した。(二宮、前掲書、P134、P140)
- ^ 太平洋クラブが約束していた命名権料の支払いが経営不振の為に滞り、球団側は予算も組めなかった。そのため、坂井はボールをぎりぎりまで使い回すなど徹底した経費削減を図らざるを得ない状態であった(二宮、前掲書、P132-135)
- ^ a b c 青木一三『ダイエー/オリックス球団買収の真相』ブックマン社、1989年、P110 - 112
- ^ (二宮、前掲書、P136、P137)
- ^ 青木一三『ここだけの話 プロ野球どいつも、こいつも…』ブックマン社、1989年、P138 -140
- ^ 稲尾和久『神様、仏様、稲尾様』日本経済新聞社、2002年、P227。
- ^ 『ダイエー/オリックス球団買収の真相』P46。「福岡のヒーロー」である稲尾がすでに3年監督を務めながら観客動員がふるわないことが背景にあった。青木は稲尾の監督としての能力にも疑問を呈しており、あからさまな采配批判も口にしていた。
- ^ 二宮、前掲書、P131-132。
- ^ 二宮、前掲書、P140-141。
- ^ 二宮、前掲書、P142。
- ^ “お騒がせ球団が仕組んだ大乱闘 機動隊出動、球場「缶詰め」…金田正一監督のキックから始まった「遺恨試合」”. 西日本スポーツ. (2023年1月21日) 2023年1月22日閲覧。
- ^ 1971年7月13日に西宮球場で行われた阪急対ロッテ戦の7回表、ロッテの江藤愼一に対する三振の判定をめぐりロッテ三塁コーチの矢頭高雄が審判に暴行を加えて退場となった後、ロッテはこれに抗議して試合続行を拒否し最終的に放棄試合が宣告された。なお、この試合はパ・リーグ及び日本プロ野球最後の没収試合となっている。また、ロッテは日本野球機構に制裁金200万円と阪急に賠償金約300万円の合計約500万円を支払うことになった。
- ^ 放棄試合の件だけでなく、中村が岸信介の私設秘書だったことによる、岸とその側近に対する自民党の他派閥(大平派・田中派など)や、日本社会党などの野党、総評・部落解放同盟などの野党系団体による嫌悪や抵抗もあったとされる。
- ^ 新潮社「1988年のパ・リーグ」第1章 - 第4章 山室寛之。2019年7月16日発売。ISBN 9784103527312
- 1 ライオンズとオリオンズの遺恨とは
- 2 ライオンズとオリオンズの遺恨の概要
- 3 備考
- 4 関連項目
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